お洒落優先でも実はエコ!
これから選ぶ大人の黒ダウン!
どんどん広がりを見せるサステイナビリティという考え方。おかげで、地球の未来のことを考えた製品がずいぶんと増えてきた。たとえば今回ご紹介するダウンもそう。いつものお洒落スタイルを変えずに、自然と地球に優しい行動を取れるのがいいところ。「お洒落なダウンを選んでみたら、それが実はエコなものだった」、そんなふうに気軽に取り入れられるダウンが増えているので、さっそく見てみよう!
ということでずらりと集めてみたのが、こちらのダウン。なかでも今回は、都会でスタイリッシュに着られる使い勝手のいい“黒”をセレクト。生産プロセスの段階で二酸化炭素の排出量を抑えたり、リサイクル素材を使用したりとアプローチこそ様々だけど、いずれも環境負荷を低減するための工夫が盛りこまれているものばかり。ブランドもデザインも多彩なので、きっと自分好みの1着が見つかるはず。
6万3000円(ザ・ノース・フェイス/ザ・ノース・フェイス原宿店)
“サザンクロスパーカ”と名づけられたこちらの1着は、南極観測隊の一員であった生物学者と共同開発した極寒冷地仕様。採用しているダウンは、原産国から日本に輸送する際の二酸化炭素量を抑える“グリーンダウン リサイクル プロジェクト”として調達されたもの。焼却する際に発生する二酸化炭素も抑えられるようになっている。カラダが発する遠赤外線を生かして保温力を高める“光電子ダウン”も封入しているので、暖かさも抜群!
3万6000円(ピークパフォーマンス/RCTジャパン)
中綿の偏りを防ぐ役割を果たす、波模様のようなキルティングが印象的な“ヘリウム ストレッチ ライナー”。封入されている“サーモア”という中綿は、羽毛に限りなく近い断熱効果をポリエステル繊維で再現した人工ダウン。これは、サステイナビリティにおける世界で最も厳しい認証基準のひとつである“ブルーサイン”の認証を受けたもの。表地は縦横に伸縮するストレッチ素材なので非常に動きやすく、インナー使いにもうってつけ。
7万9000円(トミーXルイス/トミー ヒルフィガー カスタマーサービス)
F1レーサーのルイス・ハミルトンとのコラボラインにお目見えしたこちらは、表裏で“2つの顔”が楽しめるリバーシブル仕様。ブラックの面は、左袖に施されたフラッグロゴがインパクト大。裏面はダウンジャケットとしては珍しいオフ白カラーが新鮮で、コラボを象徴する“H”ロゴを背中でさりげなくアピールできる。これは、ボディのシェルに50%以上のリサイクルナイロンを使っている。
3万8500円(スコッチ アンド ソーダ/スコッチ アンド ソーダ なんばパークス店)
中央に向かってV字を描くキルティングが目を引くこちらの1着は、表地のシェルが使用済みペットボトルをリサイクルした“レプリーブ”という再生繊維ブランドのエコ素材。この素材は世界的なスポーツウエアブランドや自動車メーカーも採用している素材でもあり、製品にタグが付いているものもあるので覚えておくといいかも。フードは着脱可能な設計で、取り外すと立ち襟になって、より都会的な顔立ちに変身。
4万2000円(ノーデン/ハンドイントゥリー ショールーム)
このダウンを手掛けた〈ノーデン〉は、動物愛護や自然保護の観点から、羽毛や皮革をいっさい使用しない“100%アニマルフリー”。服作りにこだわるカナダ発のアウターブランドで表地や裏地はもとより、中綿にもリサイクルポリエステルを使うという徹底ぶり。それでいてあえて長く作った蛍光色のドローコードを垂らして着てもサマになるというエッジの効いたデザインで、−15度まで対応する保温力も申し分なし。
●RCTジャパン
TEL:03-6303-1039
●ザ・ノース・フェイス原宿店
TEL:03-5466-9278
●スコッチ アンド ソーダ なんばパークス店
TEL:06-6585-7207
●トミー ヒルフィガー カスタマーサービス
TEL:0120-266-484
●ハンドイントゥリー ショールーム
TEL:03-3796-0996
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Takumi Endo