暖かくなってきたこれからの時期、Tシャツにデニムなんて定番アメカジなスタイルももちろんいいけど、それだけではちょっと大人として物足りないってときは、半袖シャツコーデにシフトして見たらどう? いつもと違って新鮮に見えるし、襟が付いているぶん大人らしさも演出できる!
〈Short sleeve Style 01〉
地味色でも格段に爽やか!
初夏のコーデに明るいトーンを取り入れるのは、当たり前。だから、新鮮さを求めるなら、当たり前からの脱却が必要となってくる。。というわけで、今回はあえて明るい色は避けて、大人な渋色をベースに。もちろん重~い印象にならない、涼しげなコーデを作ってみた。当然渋~い色は重たくなるんだけど、特にアラフォー以上には欠かせない色合い。だから上手に着こなせば、これほど頼りになるコーデはないはず。まず、トップは“黒”の開襟シャツ、ボトムは“ベージュ”の楽ちんパンツにして、落ち着きのある配色仕上げ。で、肝心なのがその素材感。黒シャツは柔らかいダブルガーゼ仕立てで、パンツはシャリっとした表情のリネン。この涼しげな素材感のダブルパンチで、本来地味色では演出しにくい爽やかさを見事に表現。で、課題の“重たさ”をKOってわけ。さらに、これを軽~く見せるには、サイズ感もポイントに。カラダを締めつけない、かなりゆったりめを選んでいるのがわかる? そのおかげで開放的な印象も作り出せている。こんな感じで素材やサイズ感にきちんと気を配れば、初夏の渋色コーデは攻略できたも同じ。是非、トライしてみてほしい。
開襟シャツ2万8000円、リネンパンツ4万8000円、ニット帽1万円(以上ロンハーマン)、サングラス4万7000円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、手に持ったニットジャケット76万円(ルシアン ペラフィネ/ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店)、サンダル2万1000円(ヨーク/ヘムト PR)
〈Short sleeve Style 02〉
堅苦しさを緩和する!
半袖シャツはなんだかオヤジっぽいイメージ。アラフォーが上手に着こなすのは難しいから、なんだかんだ避けてきた……。そんな人って案外いるかも。でも、これがオヤジっぽく見えなければ? そう、結構使えるアイテムなので着ない手はないはず。で、見てほしいのがこちらのコーデ。オヤジ度ゼロでしょ。その秘訣は、Tシャツとの“重ね着”にある。Tシャツのカジュアルでアクティブな印象のおかげで、シャツの堅苦しさが緩和され、ぐっとこなれて見えるってわけだ。しかも、開襟タイプのスナップボタン仕様で、裾にドローコードが付いているイマドキのデザインなら、軽快さもひとしお。今回は日焼け肌にも馴染むくすんだピンクシャツをチョイス。で、この色を大人らしく着こなすのであれば、Tシャツは相性抜群で落ち着きのある茶で決まり。ボトムも今季注目の茶パンツ。こんなふうにまとめると、ラフなアイテムながら貫禄が出るってもの。ここまで大人っぽくなれば、足元はスポサンで大丈夫。逆にかしこまったシューズだと重苦しくなるところ、スポサンだと絶妙なヌケができてバランスがいい。どう? 半袖シャツを脱・オヤジで着るコツ。重ね着と色のセレクト、これが成功への道のひとつってことを覚えておくと便利かも。
半袖スナップボタンシャツ1万8800円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、Tシャツ6300円、ニットキャップ5200円(以上キャル オー ライン/ユナイト ナイン)、パンツ6900円(ユニバーサルオーバーオール/ドリームワークス)、サングラス3万2000円(アイヴァン/アイヴァン PR)、サンダル8800円(シャカ/ブルームーンカンパニー)
〈Short sleeve Style 03〉
甘くならないパープル投入!
西海岸好きだからといって、=色モノが好きというわけではない。たとえば、バイク乗りなんかは精悍な黒を基本としたスタイルが多いはず。でもそんな黒好きも、夏間近の全身真っ黒コーデはマンネリなうえにちょっと見苦しい。というわけで、今回は夏の黒スタイルを新鮮に見せる方法を紹介。季節に関係なく黒好きは黒キャラをキープしたいはずだから、Tシャツ×デニムはもちろん黒でOK。ここでのポイントは、くすんだ褪せ黒を選ぶということ。色の濃淡がついた褪せ加工によって、黒にも奥行きが生まれるってもの。じゃあ、Tシャツに重ねる半袖シャツはどうする? 黒じゃなく、とはいえ甘めの淡色もキャラじゃない。であれば、黒の男らしさを引き継ぐ色として、パープルなんてどうだろう。今季注目の色でもあるし。さらにこれも褪せ色なら、褪せ黒との馴染みもハンパなくいいはずだし、黒ワントーンでは叶わない色っぽさも演出できる。ちなみに、トップとボトムの黒合わせにより作られたIラインの上に、写真のようにグラスホルダーを引っかけると、縦のラインが強調されて、よりスラリとした印象を手に入れられて新鮮さもひとしお!
リネンシャツ2万4000円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、Tシャツ7500円(ゼインローブ/ザ センス)、デニムパンツ1万9000円(レッドカード/ゲストリスト)、手に持ったカシミヤシルクニット4万9000円(スカリオーネ/インターブリッジ)、キャップ1万3000円(パームエンジェルス/イーストランド)、レザーコードグラスホルダー1万4000円(ジョン メイソン スミス/ヘムト PR)、サングラス3万9000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スリッポンスニーカー1万2000円(ヴァンズ ヴォルト/ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店
TEL:03-5647-8333
●ロンハーマン
TEL:03-3402-6839
●アイヴァンPR
TEL:03-6450-5300
●ドリームワークス
TEL:03-6447-2470
●ブルームーンカンパニー
TEL:03-3499-2231
●イーストランド
TEL:03-6712-6777
●インターブリッジ
TEL:03-5776-5810
●ゲストリスト
TEL:03-6869-6670
●ザ センス
TEL:03-5579-2595
●ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR
TEL:03-3796-0996
●ヘムト PR
TEL:03-6721-0882
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
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photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takumi Tagawa(remix),Takeshi Yanagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です