お洒落の主張はどこでする?
男は黙って“バック刺繍”ブルゾン!
お洒落で気分を変えたいとき、ベーシックなブルゾンだけではちょっと役不足!? であれば、男は黙って背中で語る“バック刺繍”ブルゾンはどうだろう。しかも、ヒネリの効いた絵柄なら、これみよがしにフロントで主張するよりも後ろのほうが効果的。さりげなくお洒落センスがアピールできて、きっと気分も変わるのでは!?
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と思って見渡してみたら、この春は背中にちょっと攻めた刺繍をあしらった新作が意外に豊富。もちろん、イカついスカジャン的なものではなく、西海岸的なピースフルでアメカジライクな刺繍。こんな“後ろ姿”なら、背中でキャラまで語れるはず。さらに彼女との話のきっかけにもなるかも!? ということで、コミュ上手な背中をズラリとご紹介。
LUCIEN PELLAT-FINET
14万円(ルシアンペラフィネ/ルシアンペラフィネ東京ミッドタウン店)
まわりも笑顔にさせられる!?
スマイルマークにパームツリーを融合。ピースフルでお茶目なデザインが、ブランドの“らしさ”を感じせるテディジャケット。キュプラとコットンをミックスしたテロンと柔らかな生地で、優しい着心地に仕上げている。フロント左胸には、ポップな書体で描いた“Smile”という刺繍が鎮座。しかも、そこにはブランドを象徴するスカルが隠れているので探してみて。
DSQUARED2
14万5000円(ディースクエアード/ディースクエアード東京)
もはや1点もののポップアート!?
雲から大きな虹が突き抜けるように描かれたこの完成度の高いグラフィックも、もちろん1点1点が刺繍で描かれたもの。ボディは12オンスのデニムを爽やかなアイスブルーに縦落ちさせたもので、見た目も着心地も軽やか。フロントには、破れたような加工を数カ所にちりばめ、ワイルドな味付けが施されている。
DEUS EX MACHINA
1万8000円(デウスエクスマキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズプレスルーム)
男の後ろ姿はこうあるべき!?
ロデオ競技中のカウボーイを描いた楽しげなグラフィックは、〈デウスエクスマキナ〉のほか、〈エースホテル〉や〈マーベルコミックス〉をクライアントに持つグラフィックアーティスト、ダン・カッサロ率いる“ヤング・ジャークス”が手掛けたもの。フロントは左胸にロゴ刺繍を描いたワークジャケットらしい佇まいで、ストーンウォッシュを施したコットンツイルも味わい深い仕上がり。
FREECITY
4万8000円(フリーシティ)
自然派であることが一目瞭然!?
ピースフルなメッセージに向かって日差しが降り注ぐ様子を描いた刺繍は、西海岸ライフと自由を愛する男にこそ似合う!? ヴィンテージ調のナイロンツイルを使用したボディからもこだわりが感じられるうえに、プリマロフトの中綿が薄く入っているので海上がりのカラダを温める羽織りものとしても頼りになりそう。
CAL O LINE
2万1500円(キャルオーライン/ユナイトナイン)
今こそ着たい1着!
ミディアムオンスのデニムで仕立てた1960年代のエンジニアジャケットを、カーディガン感覚で着られるノーカラージャケットにアレンジ。色とりどりの刺繍で背中に描かれているのは、スポーツの祭典で熱戦が期待される、サーフィンやクライミング、スケートボードといった気になる競技名。トリプルステッチによる頑強な縫製やネップ感のあるデニム生地といった、古きよきアメリカの薫りもしっかり再現されている。
●ルシアンペラフィネ東京ミッドタウン店
TEL:03-5647-8333
●ディースクエアード東京
TEL:03-3573-5731
●ジャック・オブ・オール・トレーズプレスルーム
TEL:03-3401-5001
●フリーシティ
TEL:03-5784-2381
●ユナイトナイン
TEL:03-5464-9976
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Takumi Endo