第7回“アスリート ドレッサーアワード”サッカー選手 大津祐樹
“攻守の要”としての新境地を開拓
ロンドン五輪世代を代表する前線のプレイヤーとして躍動し、サッカーファンに数々の感動を与えてくれた大津祐樹選手。アジア最終予選で2試合連続ゴールを挙げ、本大会でも3得点を記録してベスト4進出の原動力になった。とりわけ、世界が注目するグループリーグ初戦のスペイン戦で値千金の決勝ゴールを決めたあの劇的なシーン。あれが脳裏に焼きついている、という人も多いのではないだろうか。
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大津選手は、ドイツとオランダでの海外移籍時代を経て復帰を果たした柏レイソルから、2018年に横浜F・マリノスに完全移籍。そして、円熟味を増してきたそのプレイスタイルは、また新たな輝きを放ちはじめている。
守備面で大きく貢献するプレイヤーに
もともと前線であればどこでもプレイできる万能な選手ではあったが、シーズンの途中からインサイドハーフに入るようになった。そして加入直後に「今年、大きなチャレンジをしようという年に決めていた。もっともっと自分の可能性を広げていきたい」と語っていたように、そのプレイスタイルを大きく変更。守備面で大きく貢献するプレイヤーになったのだ。
彼自身が「相手のボールホルダーに対してなにもさせないように激しくマークすることを意識している」というように、大津選手が守備に貢献。アンカーを五輪時代の盟友でもある扇原貴宏選手が務めるようになったことなども身を結び、チーム全体の守備面に安定感がもたらされた。もちろん、持ち味である攻撃的な部分にも磨きをかけ、攻守で存在感を発揮するプレイヤーへの足がかりをつかみはじめているようだ。
若くして海外にわたり将来を渇望されながら、負傷を繰り返したことで苦しい時代も過ごした大津選手。それが今、新天地で自らのプレイスタイルを改革することで、“中盤の要”として新たな才能を開花させつつある。28歳にして新境地を確立する大津選手。彼がピッチ上で躍動する姿から、来シーズンも目が離せない。
今年は自分自身にとっても特別な年
大津選手は受賞についてこのようにコメント。「第7回“アスリート ドレッサー アワード"に選んでいただき、ありがとうございます! 今年はチーム移籍もあり、自分自身にとっても特別な年になりました。いただいた賞に恥じぬよう、アスリートとしてパフォーマンスとファッションで横浜の街を盛り上げていきたいと思います!」
1990年生まれ。横浜F・マリノス所属のプロサッカー選手。高校在学中からスカウトの目に留まり、オファーを受けた複数のJクラブの中から柏レイソルに加入。開幕デビューを果たし、プロ4年目に独・ボルシアMGへ移籍。ロンドン五輪を狙うU-22日本代表に招集され、最終予選では決勝ゴールを決めた。大会本番でも通算3ゴールの活躍で、44年ぶりのベスト4進出に貢献。国内外3リーグを知るストライカーとして少年時代に磨いたテクニックとドリブルを武器とする。
大津祐樹ら受賞者6名が一堂に会する
“アスリート ドレッサー アワード”は12月8日開催!
●第7回 アスリート ドレッサー アワード
日時:12月8日(土)15:00~17:00
場所:有楽町マリオン センターモール(阪急メンズ東京前)
※授賞式&トークショーのほか、マイケルカネコによるミュージックライブ、ファッションスタイリングショーなどもあり。会場には〈テスラ〉モデル3を展示。観覧無料。