
オンタイムはスマートな都市型ライフスタイルを送りながら、週末は喧騒を離れてラグジュアリーなエスケープを楽しむ。そんな自由で大人の余裕に満ちた、西海岸セレブを彷彿とさせる生き方は、いつの時代も男たちの憧れだ。当然、彼らが身にまとうアイテムには、日常のあらゆるシーンに品よく馴染むデザインと、タフな機能性が求められる。
今回『Safari Online』がキャッチしたのは、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が手掛けるライフスタイルブランド〈ミスティファイ(Mystify)〉の新作発表会。工場探しからデザイン、果ては梱包にいたるまで、すべてを自ら丸ごと手掛けるという徳井氏に、プロダクトに宿る「大人の機能美」の真髄を聞いた。
はじまりは、まな板とフライパン。日常を豊かにするライフスタイルブランド。
そもそも〈ミスティファイ〉とはどんなブランドなのか。まだその名を知らない人のために、まずはそのユニークな背景に触れておきたい。実はこのブランド、アパレル専門としてスタートしたわけではない。根っからのモノ好き、プロダクト好きを自認する徳井が、「自分が本当に使いたい道具、欲しいものを作りたい」という純粋な初期衝動から立ち上げたライフスタイルブランドなのだ。
「元々は、自分が料理をするので、理想のまな板とフライパンを作ったことからはじまっているんです。家電でも何でも、プロダクトそのものが昔から大好きで。そこから自分が欲しいものを1点1点こだわって作っていったら、気づけば商品が増えて今のような形になっていました」と徳井は語る。
驚くべきは、その徹底したコミットメントだ。「工場探しから何から、1から10まで全部僕がやっています。初期の頃は、梱包から配送まで自分でやっていましたから(笑)。まさに我が子のような存在ですね」
芸人としての顔とは裏腹に、職人、あるいは優れたプロダクトマネージャーとしての熱い血が、ブランドの根底には流れている。
「機能性を追求すれば、自然と形は美しくなる」コンセプトを体現するバックパック。
そんな〈ミスティファイ〉が今期掲げるテーマが、「アウトドアと都会での生活の境目を曖昧にすること」だ。大自然の中でのエスケープでも、都会の洗練された街並みでも、どちらのシーンにも驚くほど自然に馴染む。まさにアクティブな大人のスタイルにぴったりな提案と言える。
そのコンセプトを最も象徴するのが、新作のバックパックだ。クラシックなおにぎり型の端正なルックスでありながら、随所に男心をくすぐるギミックが詰め込まれている。
「僕自身、リュックやカバン類が大好きで、自分が使いたいものを形にしました。特徴的なのは、バッグの下部をぐるりと囲むように配置したポケットです。容量もしっかりあって、チャック付きのものから、何でもガサッと放り込めるものまで種類を持たせています。配置の妙もあって、中に何も入れていなくてもバッグ自体がしっかり『自立』するんです。これ、実際に使うと本当に便利。意味があってそこに付いている、そういうモノ作りを意識しています」
都会的な佇まいでありながら、フィールドでもタフに使える実用性。徳井が語る「機能性を追求していくと、自然と形が美しくなる。その“機能美”をプロダクトとして大切にしたい」という言葉通り、無駄のない美しさがそこには宿っている。
さらに、共通のポケット配置を持つトートバッグもラインナップ。「マザーズバッグとして使ってくださる方がいたり、カメラ機材を入れたり、愛犬の散歩用にしたり。使う人が自分なりの使い方を想像して、楽しんでくれたら嬉しいですね」
生地感へのこだわりと、食品へのアプローチ。良いプロダクトを届ける“メーカー”としての矜持。
こだわりは、バッグだけに留まらない。アパレル、あるいは食品にいたるまで、その思想は一貫している。例えば定番のTシャツひとつをとっても、大人が長く愛用できるための工夫が凝らされている。
「Tシャツって星の数ほどデザインがありますよね。だからこそ、うちは『生地感』を大事にしています。ある程度丈夫で、長く着てもらえること。せっかく気に入って買ったのに、1、2回洗濯しただけでヨレてしまうのって悲しいじゃないですか。限られたコストの範囲内で、極力クオリティを高く、買って残念な気持ちにならないものを作りたい。そういう意味では、僕はブランドというよりも、良いプロダクトをお届けする『メーカー』でありたいという意識が強いのかもしれません」
その“メーカー”としてのこだわりは、徳井がこよなく愛する『カレー』にも表現されている。発表会でも注目を集めていたのが、無添加で仕上げられた特製カレーだ。
「日本全国あちこちでカレーを食べ歩く中で、自分の好きな味が固まってきたので形にしました。スパイスカレーというよりは、酸味や甘み、コクや深みをメインにした、上質な『カレーライス』です。無添加なので、お子さんにも安心して食べてもらえる。食品を売るということは、お客さんの口に入って、その体を作っていくということですから。味だけでなく、本当にカラダにいいものを提供したいんです」
愛機を傷つけない“引き算の美学”が詰まった、究極のカメラポーチ。
最後に紹介したいのが、カメラ趣味を持つ徳井氏のこだわりが炸裂したカメラポーチだ。これがまた、ガジェット好きの大人にはたまらない仕様になっている。
「カメラを持って出かけるとき、バッグの中で他の荷物と擦れて愛機に傷がつくのがずっと気になっていて。市販のポーチを色々探したんですが、内側にチャックやマジックテープが付いていると、それ自体がカメラを傷つける原因になったりする。だから、このポーチは『傷がつきそうな要素』を一切排除しました。内側はキワキワまで全面ベルベット仕様。さらに、閉じる部分もチャックではなくマグネットにしています。これなら、出し入れのときも絶対に傷がつきません」
徹底的に使う側の視点に立ち、余計なものを削ぎ落とした“引き算の美学”。替えのレンズがもう1本入る大きめサイズも用意されており、趣味を愛する大人へのリスペクトが詰まった逸品だ。
日常に、自分だけのストーリーとこだわりを。
「すべての商品において、『ここがこうなっているんです』と理由をしっかり説明できるものを作りたい」と締めくくった徳井。
〈ミスティファイ〉のアイテムには、単なるファッションや流行を超えた、明確な『意味』と『意志』が込められている。都会の日常でも、週末のエスケープでも、自分なりの使い方で道具を育てる楽しさ。それこそが、成熟した大人の男にふさわしい贅沢ではないだろうか。あなたのライフスタイルに、この機能美あふれるプロダクトを迎え入れてみては。
⚫︎ミスティファイ
URL:mystify.jp
































































