ということで、ここからは大人がデートで安心して着られるモノトーンコーデのポイントを、実際のスタイリングで見ていくことに。コーデの主役に抜擢にしたのは、黒アウターの中でも季節感を出しやすいコーデュロイのトラッカージャケット。モノトーンのデート服というとモード系の装いをイメージしがち。であれば、あえてアメカジベースにすれば新鮮さを印象づけられる。カジュアルベースだから頑張りすぎに見えないところも、彼女に好印象を与えられるに違いない！ 

コーデュロイジャケット10万100円（タリアトーレ／トレメッツォ）、モックネクニット4万7300円（フィリッポ デ ローレンティス／トヨダトレーディング プレスルーム）、デニムパンツ11万6600円（ヤコブ コーエン／ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店）、サングラス4万8400円（アイヴァン／アイヴァン 東京ギャラリー）、スニーカー2万5300円（クレイ／シードコーポレーション）、Tシャツはスタイリスト私物 

このモノトーンコーデが魅力的に見える理由は、大きくわけて3つ。ひとつめは、インナーの黒ニットにモックネックを選んでいることにご注目を。丸首でもタートルでもないこの絶妙な高さで立ち上がる首元があることで、カジュアルなんだけど品よく大人見えする効果が狙える。 

そして２つめのポイントは、黒のニットの中に仕込んだ白Tを裾からちょっぴり見せてヌケ感を出していること。ここに白がチラリ見えるかどうかでコーデのアカ抜け具合が全然違ってくる。※出しすぎには注意！ 

最後の3つめは、デニムパンツの裾を折り返さないこと。アクセントを作らずに裾と白スニの境目をすっきりさせることでカジュアルが都会的なシャープな印象になるし、街映えするモノトーンコーデに持っていける。

トップから足元に向かってトーンが淡くなるように配色にするのがおすすめ。実は、上から下に向かって色濃くなっていく配色はよく見るパターンなのだ。もちろんボトムが濃い色だとコーデ全体の安定感は増す。が、見え方はいたって普通になりがち。その点、写真のように足元の白スニに向かうにつれて淡く柔らかな色になるようにグラデしてあげれば印象は新鮮。なによりもモノトーンコーデが重た〜い感じに見えるのを防ぐ効果も期待できる。是非お試しを！