大人のコート選びの最有力候補!
〈マッキントッシュ〉なら、 コート1枚で格上げ完了!
“古きよき”。この言葉を、昨今改めて噛みしめている人は多いだろう。アメカジ、アメトラ、そして英国トラッドに英国カントリーといったスタイルやアイテムが人気を集める中、名門や名作に熱い視線が注がれている。そのひとつが、英国生まれの〈マッキントッシュ〉。防水コートの第一人者であり、英国トラッドの生き字引、そして今ではラグジュアリーやストリートといった側面も持ち合わせる、コート選びの最有力ブランドだ。
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理由1:名門でありながらイマドキな提案も多彩
理由3:スタイルを問わない究極のベーシック
創業は1823年。化学者チャールズ・マッキントッシュが発明した2枚の布地の間に天然ゴムを溶かし圧着したマッキントッシュ・クロスが、ブランド誕生のきっかけとなる。その信頼性の高さは、英国軍や英国国鉄などプロの現場から多くの引き合いがあったことが示している。雨の多い英国ではレインコートやジャケットの名作が数多いが、〈マッキントッシュ〉のいわゆるゴム引きコートは、その代表格といっていい。
同製法を受け継ぎつつ、シームテープなどのアップデイトを重ねる同ブランドのコート。ステンカラーコートを筆頭に名作を数多く揃えるが、それだけには甘んじない。時代に合わせた名作の改良、そして〈ジルサンダー+〉や〈メゾンマルジェラ〉、また〈ハイク〉といった注目ブランドとのコラボなど、新たな提案も積極的に行なっている。とはいえ、200年の歴史あるブランド。トレンド性を取り入れつつ、決してワンシーズンで飽きるデザインになっていないのが見どころだ。
1945年製の〈マッキントッシュ〉1960年代には騎馬隊が着用していた1970年代にはお洒落コートとしても人気を集めるように1980年製英国王室のアン王女も着用する、実用性と品格を持ち合わせたブランド
実用性から誕生した〈マッキントッシュ〉。それまでレインウエアといえばコットンに油を染み込ませたものが一般的だったが、メンテナンスが面倒で臭いなどの問題があった。しかしゴム引きコートの登場で、それらが解決されたのだ。その革新性は英国王室も認めるところ。エリザベス女王の長女であるアン王女も愛用者の1人だ。
◆◆〈マッキントッシュ〉といえば◆◆
ゴム引き“ダンケルド”
19万8000円(マッキントッシュ/マッキントッシュ ギンザシックス店)
14万9600円(マッキントッシュ/マッキントッシュ ギンザシックス店)
ブランドを象徴する代表作“ダンケルド”。まさに普遍的な魅力を備えるステンカラーコートの名作だが、実は今年3年ぶりのリニューアルを敢行している。襟が開襟可能になり、フロントボタンが5つから4つに。シルエットも自然なAラインに。
“GTS ハンビー” 13万9700円(マッキントッシュ/マッキントッシュ ギンザシックス店)
“ダンケルド”と同じ開襟可能なステンカラーコートの新型“ハンビー”。ゆったりとしたシルエットやアイコニックなストラップカフ、スタッズどめされたフラップ付き大型ポケットなど、モダンかつデザイン性の高い1着に仕上げた。
“ボーネス ロング フィールド コート”インディゴ7万9200円(マッキントッシュ/マッキントッシュ ギンザシックス店)
ラグランスリーブを採用したフィールドコートの“ボーネス ロング”。強撚糸を使用したインディゴデニムに、マフポケットや大型のパッチ&フラップポケットなど、トラベルコートで嬉しい快適&実用性の高い作りが満載。
“ロガートS” 14万9600円(マッキントッシュ/マッキントッシュ ギンザシックス店)
厚地でハリがありながらも軽いウールカットパイル、さらに本水牛製のトグルボタンと、英国トラッドを象徴するダッフルコートのお手本的1着。裾が開かないスナップボタンに、英国海軍で採用された頃の名残が。
“GTS スカイ パーカ ミリタリー パーカ”オリーブ14万9600円(マッキントッシュ/マッキントッシュ ギンザシックス店)
いわゆるモッズパーカに着想を得たもの。ゆったりとしたAラインシルエットながら、着丈は長すぎず実にスタイリッシュ。シームテープや止水ジップなど、防水性はもちろん完備。ファーは取り外しが可能。
定番モデルとともに展開する、トレンド性の高いコート。前述のとおり、それでも普遍的な魅力を備えているのが〈マッキントッシュ〉のいいところ。今年のコート選びはもう済んだという人でも、〈マッキントッシュ〉ならさらに手に入れても後悔しない。
●マッキントッシュ ギンザシックス店
TEL:03-6264-5994
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Masafumi Yasuoka