ファッション好きは見ておかないと! ムッシュ イヴ・サンローランが惚れ込んだ女性、 『ベティ・カトルー展』が開催!
このところアートが注目されているのはご存知だろうか。部屋に飾る目的であるのはもちろん、投資目的で購入する人も増えているようだ。そんな世の中の流れもあってか、展覧会なども多く開かれ、活気を帯びている。アートの持つ力が再認識される中、個性的な美学と世界観を持ち続ける〈サンローラン〉が、興味深い展覧会を開くので是非紹介したい。
その名も「BETTY CATROUX - YVES SAINT LAURENT唯一無二の女性展」。このタイトルを聞いただけでファッション好きはおわかりかもしれないが、このベティ・カトルーとは、〈サンローラン〉のスタイルを象徴するミューズとなった女性だ。彼女は、多くのアーティストに影響を与えてきた“永遠のファッションアイコン”であり、ムッシュ イヴ・サンローランが惚れ込んだ片割れ。イヴ・サンローラン亡き後も、彼女と〈サンローラン〉の関係は続いている。
この展覧会は、現クリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロ監修のもの作られた。ファッションアイコンであるベティの物語を振り返ることで、〈サンローラン〉の過去と現在を繋ぐという、今までにない視点からブランドの美学を表現している。展示されているのは、ベティからピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団に寄贈されたワードローブをはじめ、今でも〈サンローラン〉のシグネチャースタイルに影響を与えている作品だ。
エキシビション会場は、7つの部屋にわかれている。
1:’70sという時代 2:サファリ・ジャケット 3:レザー 4:デイ・ウェア 5:イブニング・ウェア 6:タキシード 7:アンソニー・ヴァカレロとベティ
ベティはイヴについてこう語る。「イヴの一目惚れだった。私の見た目にね。私は中性的で、性を越えた存在だった。それが彼を惹きつけたのは間違いないけれど、私たちの共通点は見た目だけではなかった。モラルやメンタルの面でも似ていたの。そこが驚きよね」
そして今回監修をしたアンソニーは、「ベティは多くを語らなくともサンローランを体現します。魅力的でミステリアス、不条理ともいえる側面を持ち、とらえどころがないけれども誰もが憧れる存在。そのすべてがメゾンの根底にあり、ベティに会えばその存在の偉大さがわかるのです。彼女は、このメゾンが永遠に時代を超越したダイナミックな存在であることを示す生き証人です」と、彼もまたベティの魅力に吸い込まれたようだ。
2人の魂の繋がりによって〈サンローラン〉の歴史は育まれてきた。そんなふうにも思えるこの展覧会は、11月19日(土)~12月11日(日)まで、天王洲 寺田倉庫 B&C/E HALLにて開催。
●「BETTY CATROUX - YVES SAINT LAURENT唯一無二の女性展」
開催期間:11月19日(土)~12月11日(日)
会場時間:10:00~19:00
会場:東京・天王洲 寺田倉庫 B&C/E HALL
住所:東京都品川区東品川2-1-3
入場料:無料/事前予約制(サンローラン公式LINEより)
URL:https://www.ysl.com/ja-jp/displayname-betty-catroux-jp-page
●サンローラン クライアントサービス
TEL:0120-95-2746