青デニムは1年中穿いている。そう、もちろんそれは正解なんだけど、一番似合う季節と言ったら、やっぱり夏だろう。ということで、爽やか見えから大人感見えするブルーデニムの着こなしをどうぞ!
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アメカジスタイル!
デニムを使った定番のカジュアルスタイル。これが定番でお気に入りという人は、かなり多いはず。そこで今回は、デニムを使いつつカラーリングにひと工夫した着こなしを紹介しよう。ズバリ、今回の着こなしのテーマは“アメリカン・トリコロール”。聞き慣れない言葉かと思うので、説明を。トリコロールというのは、三色旗という意味。なかでも青、赤、白の3色の組み合わせの、フランス国旗が有名だけど、よく考えればアメリカ国旗も同配色のトリコロール。というわけでこれをアメカジアイテムで表現してみたというわけ。まず青は、もちろんデニムパンツで。今回はかなり薄いアイスブルーを選んで、春夏らしい爽やかな印象に。で、ここに白地に赤プリントのTシャツをオン。たったこれだけでアメリカン・トリコロールの完成! 赤の分量はあまり多くすると爽やかさより暑苦しさが上まわってしまうので、赤はあくまで白×青に“差す”感覚がちょうどいい。今くらいの季節ならば、軽めの羽織をつけておこう。この3色どれとも相性がよく大人にふさわしいのは、ずばりブラウン系。なので、こんなブルゾンを合わせて、レトロサーファーっぽい雰囲気に仕上げるのもかっこいい。白Tに青デニムだけだとなんだか物足りないなという人は、こんなふうに赤を足すことでアメリカン・トリコにしてみるといい。簡単だし、初夏の爽快感がぐっと高まるはず!
ブルゾン5万1700円(ストックホルム サーフボード クラブ/エドストローム オフィス)、Tシャツ8030円(ローラス&コカコーラ コラボ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、デニムパンツ4万6200円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、キャップ5720円(シーガー/ハンドイントゥリー ショールーム)、サングラス3万5200円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、スニーカー2万1780円(リプロダクション オブ ファウンド/アイ ファウンド)
袖デザインをチョイス!
海好きにとって、ついつい手にしてしまう色といえばブルー。特にこれからの季節はブルーを楽しむ絶好のタイミング。というわけで、そんなブルーを上下で組み合わせれば、もちろん爽やかさだってひとしお。でもこの合わせ、確かに爽やかだけど、無難と言えば無難ですよね。そんなときは、やっぱりデザインにこだわったアイテムを投入するのが正解。たとえば、今回はメインのブルーニットに〈ルシアン ペラフィネ〉の1枚を。こちら、ピースマークや花柄の’70年代風ヒッピーデザインが袖に施されていて、まさに無難とは真逆の遊び心満載。で、実はこの袖にデザインっていのがポイントなのだ。というのも、アウターを羽織っているときは至ってシンプルに見える。でも、脱げば「あらっ、華やか!」。な~んてギャップまでもが楽しめるから。さらにコチラはカシミヤ製なので、高級感抜群。胸元に大きいロゴ、なんていうとこれみよがしだけど、腕元なら大人らしく着こなせる。トップが上質であれば、ボトムはちょっとやんちゃにペイントやダメージが入っているデニムくらいが男らしくてお洒落。それに合わせて、足元は早くもビーサンっていうのもあり。贅沢なブルーニットとラフなビーサンの組み合わせは、まるでマリブ在住セレブ⁉ どう? これなら無難どころか、個性ある大人のブルーカジュアルが楽しめそうでしょ!
カシミヤニット53万9000円(ルシアン ペラフィネ/ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店)、デニムパンツ5万2800円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、手に持ったミントグリーンパーカ3万9600円(ダイリク)、サングラス5万3900円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、ビーチサンダル2200円(シアーボ/ハンドイントゥリー ショールーム)
清潔感マシマシ⁉
デートで一番大事なことは、相手の気持ちを思いやること。でも、それに匹敵するくらい大事なのがファッションでは⁉ だって、横に並んで歩くのだから、「あ~この人と一緒にいられて幸せ!」って感じてもらえるような、好感度高めな着こなしをするのも大人の嗜みってものでしょ(それも相手への思いやりっちゃ思いやり)。とはいっても、デート服って難しい。とりわけ薄着になる今の季節こそ、品のよさや清潔感をキープするのが至難の技だったりする。そんな今、デートで使えるのがズバリ“リネン”。適度に透け感があって、着心地も見た目も清涼感たっぷり。なかでもシャツを選べば、キチンと感もキープできる。普通のシャツよりシワが気にならないのも嬉しいところ。さらに今回選んだような淡いブラウンのリネンシャツは、大人の品格も備わっていて、ブルーデニムとの相性もいい。キメキメじゃないのに、どこか大人の余裕が生まれるってわけ。コーデを遊ぶなら、写真のように足元をハイカットのスニーカーにするなんてイマドキ。至ってシンプルなのに清潔感があって好感度高め。しかも、彼女の華やかなスタイルを引き立てられるっていうのもいいところ。まさに、こんな好感度コーデこそ、“相手への思いやり”ファッションの好例かも⁉
日本別注リネンシャツ3万6300円(フランク&アイリーン/サザビーリーグ)、デニムパンツ2万5300円(アッパーハイツ/ゲストリスト)、肩にのせたリネンニットカーディガン3万6300円(レンコントラント/HJM)、サングラス3万7400円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、ハイカットスニーカー8万3600円(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)
“赤”というのはとてもパワフルな色。身につけるだけで、印象が明るく元気になる。今回は、そんな“赤”を効果的に使って、マンネリしがちな休日コーデに味つけしてみたい。そもそもこれからの時期、多くなるのが白T×青デニム、という超鉄板コーデ。そう、誰にでも似合って簡単で、超爽やか。でも、それだけに街にはそんなスタイルが溢れている。それを見ると、なんだか飽きてくる……という人もいるかと。そこで、今回のテーマである赤の出番! 方法は簡単。小物や足元、Tシャツのプリントなんかに“赤”を取り入れるだけ。キャップ、スニーカー、プリTと3点赤を投入しているけれど、どれかひとつでも効果は絶大。これだけで、無難な白T×青デニムのコーデがぐっと力強く、若々しく見えてくるのだ。これが赤ボディのTシャツなど、赤の面積が多くなってしまうとそれはそれで暑苦しく見える危険性もあるので注意したい。あくまでベースとなるのは白T×青デニム、という感覚をお忘れなく。これ、最近男女問わずLAセレブもやっていて、なんだかブームの予感も⁉ 取り急ぎ、脱・マンネリもできて、印象もパッと明るくなるので、この夏是非挑戦してみてほしいスタイル!
Tシャツ9350円(ジャクソン マティス/ハンドイントゥリー ショールーム)、手に持ったカットソー6160円(ビューティ&ユース/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店)、デニムパンツ3万7400円(エージー/コロネット)、キャップ4950円(デウス エクス マキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、サングラス5万1700円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー7万5900円(ゴールデン グース/ゴールデン グース 東京店)
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●アイ ファウンド
TEL:03-6434-7418
●HJM
TEL:03-6434-0885
●エドストローム オフィス
TEL:03-6427-5901
●ゲストリスト
TEL:03-6869-6670
●ゴールデン グース 東京店
TEL:03-6803-8272
●コロネット(エージー)
TEL:03-5216-6518
●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937
●ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
●ダイリク
MAIL:d.dairiku@gmail.com
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●ハンドイントゥリー ショールーム
TEL:03-3796-0996
●ピエール アルディ 東京
TEL:03-6712-6809
●ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店
TEL:03-6212-1500
●ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店
TEL:03-5647-8333
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takumi Tagawa、Takeshi Yanagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税込み価格です