金メダリスト【見延和靖】の競技とファッションの共通項! 常識の壁を越えた 向こう側に行きたい!
「エペで“じ~ん”と感動させたい」という宣言どおり、東京五輪で日本フェンシングエペ団体初の金メダルを獲得し、日本を感動させた見延和靖。男子エペ競技の実力者は、お洒落においても勝利の方程式を持っている!?
- SERIES:
- アスリートとファッション! vol.14
フェンシング選手
見延和靖
KAZUYASU MINOBE
1987年、福井県生まれ。長いリーチを生かした攻撃を武器とする、日本のトップフェンサー。強豪・福井県立武生商業高等学校でフェンシングをはじめ、2015年のW杯でエペ個人初優勝を果たす。リオ五輪での6位入賞を経て、2019年には日本人初の年間世界ランキング1位に輝く。シンボルアスリートに選出された東京五輪では、エペ団体金メダルを獲得。ネクサスホールディングス所属。
コート24万9700円、スリーブレスシャツ7万7000円、パンツ37万5100円、スニーカー6万6000円( 以上ロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス)
同じように型を破りたい!
フェンシングは騎士道の流れを汲むスポーツだが、見延和靖は「大和魂を持って挑んでいるところがある」という。
「相手のミスを誘い込むスタイルは、フェンシングの前にやっていた空手の経験からきているかも。ただ、緻密な計算というより本能で戦っています。試合では、練習したことの90%しか発揮できないといわれている。でも、それは前例からの分析で、僕がやらなきゃいけないのはその限界を超えること。これまでの計算式に当てはめていたら絶対に出ない結果です。基本も型も重要。だけど、本能で戦って型を破らないと結果にたどりつかない」
ファッションの世界にも“型を破る”ことの面白さを感じているという。
「冒険をしている服が好きで、服を作っている友達からも刺激を受けています。でも、動きやすい服を着がちで。お洒落は、まだ一歩踏み出せていないかも(笑)」
●ロエベ ジャパン クライアントサービス
TEL:03-6215-6116
雑誌『Safari』12月号 P217~219掲載
“アスリートとファッション”の記事をもっと読みたい人はコチラ!
photo:Hiro Kimura(W) styling:Nobuhiro Kasai hair&make-up:ShinYa(PRIMAL) text:Takumi Endo