【楢﨑智亜】が語る、強さの秘訣とお洒落について! 感覚と見せかけて裏に緻密な計算もあり!
注目度の増しているスポーツクライミングで、今、世界で最も強いといわれている楢﨑智亜。無駄なものをすべて削ぎ落とした強靭な肉体に、ハイブランドの研ぎ澄まされた感性を纏う。
- SERIES:
- アスリートとファッション! vol.3
スポーツクライミング
楢﨑智亜
TOMOA NARASAKI
1996年、栃木県生まれ。2015年、18歳でプロクライマーとなり、’16年の世界選手権で日本人初優勝。’19年、ワールドカップ年間総合優勝、世界選手権複合優勝。現在のスポーツクライミング界で名実ともにトップに君臨する。TEAM-au所属。
コート、デニムジャケット、デニムパンツ、スニーカー、ブレスレット、リング(以上グッチ/グッチ ジャパン クライアントサービス)
本来であればオリンピックイヤーとなっていた2020年、日本人のメダル候補選手として一躍注目を集めたのが、スポーツクライミングの楢﨑智亜だ。
「前年に世界で勝っていましたし、東京はチャンスと思っていました。延期は残念ではありますが、でも自分の短所を埋める時間ができたと捉えています。どうせなら(スピード、ボルダリング、リード各種目の)全部で1位を狙おうかな、と。その可能性は十分に見えてきました」
スポーツクライミングには3つの種目があるが、それぞれ求められる能力や身体の使い方が異なる。なかでも最も“頭を使う”のがボルダリングだ。
「ボルダリングは、チェスのようにパターン化のうまい人が強い。僕も過去のウォールの内容はもちろん、各ホールドの質感や指のかかりもすべて覚えています。ホールドの新作が出るとすぐにチェックする、なんて洋服みたいですが(笑)」
実はかなりの服好きだという楢﨑。この日の撮影にも、普段着にさりげなくハイブランドを取り入れて姿を見せた。ただし、重視するのは見た目より着心地。着飾るのもあまり好きではない。
「楽な感じがいいですね。競技と同じで、あまり考えていると思われたくない。適当だと思われたいのかな」
●グッチ ジャパン クライアントサービス
TEL:0120-99-2177
雑誌『Safari』1月号 P201~203掲載
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photo : Shiro Katagiri(trolley) styling : Nobuhiro Kasai
hair&make-up : Jun Matsumoto(tsujimanagement) text : Kunihiko Nonaka