〈ルイ・ヴィトン〉ヴァージルには“ダミエ”がアレに見えた⁉
リッチすぎるスケシュー!
炎に包まれたベロ部分のLVシグネチャーやオーリーガードなど、ストリート文化を通った大人にはたまらない! 1月発売予定。予定価格11万2000円(ルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービス)
今年の9月、ここ東京で〈ルイ・ヴィトン〉の2021年春夏コレクションのショーが開催された。ヴァージル・アブローがメンズ部門の指揮を執るようになり早2年半。その新作を発表するたび彼の斬新なアイデアが話題となってきたわけだが、今回も思わず「ヤラレタ」と唸らされた逸品がこのスニーカー。スケートシューズのようなフォルムに〈ルイ・ヴィトン〉の代表的なパターンである“ダミエ”が施されている。
この“ダミエ”は今回のコレクションのためにヴァージルがアレンジを加えたものだそうで、服やバッグにも採用された。だが、こうしてスニーカー(しかもどこか親近感の湧くスケシュー型)に使われると、横ノリ文化を愛する者としてはどうしてもチェッカーフラッグ柄を想起しちゃわない? コレ、ブランドの歴史ある“ダミエ・パターン”と、ストリートで長く愛されてきた柄をヴァージルが重ねて見ていたりしたんじゃないかとつい勘ぐってしまうのだ。それでいて素材や作りはもちろんラグジュアリー。ストリートマインドを忘れられない大人にとって、夢のような1足でしょ?
かかと部分の流麗な書体のブランドネームは、実はヴァージル本人の筆跡。ここ最近の〈ルイ・ヴィトン〉のスニーカーのアイコニックな意匠になっている。白レザーにシルバー文字の主張がさりげなく、後ろ姿まで抜かりナシ!
●ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854
雑誌『Safari』1月号 P55掲載
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