〈クライム ロンドン〉スニーカーが見られている時代!? だったら見られてナンボの1足で!
街を歩けばすれ違う人のスニーカーが気になるし、自分のスニーカーも間違いなく見られている時代。だったら、見せることを意識した1足で、違いを出したほうがお洒落も楽しくなるはず。ということでうってつけな新顔を紹介!
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CRIME LONDON
スニーカーブームの反動からブーツ復権の兆しがありつつも、巷は引き続きスニーカーがメインストリーム。街ですれ違う人の着こなしをなにげなく見るときもついついスニーカーをチェックしてしまうという人、案外多いのではないだろうか。
まあ、お洒落に気合が入っている人はまわりが“オッ”てなるスニーカーを履きがちなご時世なので、目がいってしまうのは致し方がない部分もある。初対面の人でも「このあいだ抽選販売してたそのモデル、買えたんですね!」なんて感じでスニーカーが距離を縮めるきっかけになったりすることを鑑みると、それだけスニーカーが見られている時代ということになるのかと。
ちなみにガチ勢のスニーカーヘッズたちは見ているところ(気にするところ⁉)が違うらしく、レアモデルの中敷きに施されたロゴが消えてほしくないので、中敷きだけ別のものに交換して履くこともあるのだとか。そんな中敷きの見た目にまでこだわるかどうかは別にして、スニーカーが見られている時代なのだからこれを利用しない手はない。この春夏シーズンから日本に本格上陸を果たした〈クライム ロンドン〉の新作なんて、まさにうってつけだ。
イタリアを中心に欧州で人気を誇る新鋭ブランドが手掛けた本作は、“見られること”を意識した作りが絶妙。スニーカー自体はレザー仕立ての大人顔コートシューズなのだが、前から見るとあざやかなオレンジに彩られたタンが目に飛び込んでくる。でもって横から見れば、バルカナイズ製法による美しいフォルムやステッチやプリントが見どころに。踵まわりにもロゴやリベット打ちのパッチが施され、バックスタイルの演出も抜かりがない。本格上陸して認知度が高まる可能性大なブランドなので、足元からはじまる会話のきっかけ作りという意味でも先物買いする価値ありかも⁉
イタリア製レザーを用いたアッパーやアウトソールにはハンドフィニッシュでヴィンテージ加工を施し、味のある表情に仕上げた。2㎝厚のカップインソールとパイル地のライニングが足に優しい履き心地をもたらし、同時に心地よいクッションで歩きやすさを担保してくれる。3万6300円(クライム ロンドン/ WAKO&CO)
●WAKO&CO
TEL:06-6263-8188
雑誌『Safari』5月号 P284掲載
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photo : Mika Miyamoto text : Takumi Endo