いつもの定番デニムと思いきやバックスタイルに技アリの仕掛け!
どんなアイテムにも合わせやすいけど、個性出しが難しい定番デニム。では、自分らしさを出すにはどんなデニムがいい? そのさじ加減が絶妙なのが〈リプレイ〉の新作。ワザありの仕掛けが、いつものデニム姿を新鮮味のある装いに!
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REPLAY
カジュアル好きにとってデニムは定番アイテム。でもそれがゆえに人と差をつけにくいという一面がある。では、日々のコーディネートはどうしている? 個性出しを狙うなら、ダメージやリペア加工のあるもの、ユニークなデザインのものなどがいい。ただトレンドに飛びつくのは小僧っぽいし、やりすぎな加工は定番のよさが失われてしまう。デニムはベーシックだからこそ着まわしも効くし、飽きることなく何年も同じものを穿き続けられるのがいいところ。そこで、見た目はベーシックでありながらも個性出しのさじ加減が絶妙な、大人らしいデニムを見つけたので紹介したい。
それが〈リプレイ〉の“マエストロ”デニム。落ち着いたダークブルーのデニムだが、よく見るとバックポケットのサイドにブラウンレザーのラインが入っている。さらに黒の革パッチは熱圧着加工されていて、このバックに施された数々のレザー加工が、いつもの大人カジュアルを格上げしてくれる。そう、これらの絶妙な小技が、定番デニムとの違い。さらにバックポケットの上には“RM”という刺繍入り。これは“リプレイ マエストロ”の略で、〈リプレイ〉のハイエンドラインを意味する。職人が1点1点手作業で仕上げたシリーズで、イタリアブランドならではの美しいシルエットが特徴。しかも前面に施されたさりげない色落ち&ダメージ加工は、サンドペーパーとブラシによるもので、ポケットの縁のブラッシング、立体的しわ加工など、すべて職人による技術の賜物。これこそマエストロの名にふさわしい上質デニムといえるのではないだろうか。
定番デニムと思いきや、バックスタイルでわかる技アリの加工は、大人の男のデニムへの熱いこだわりを表したもの。いつものアメカジコーデを格上げしてくれる最強の武器になりそう。インディゴデニムにダークウォッシュを施した〈リプレイ〉らしい職人技が光るハイエンドな“マエストロ”デニム。テイパードなスリムスタイルなので動きやすく、すっきりとした見た目に。裾は空環仕上げで、さりげないヒゲ加工などこだわりのディテールも注目したい。4万8000円(リプレイ/ファッションボックスジャパン)
●ファッションボックスジャパン
TEL:03-6452-6382
雑誌『Safari』1月号 P268掲載