18年ぶりのシリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』の公開が迫り、再び注目を集めている『マトリックス』3部作。同作は、ドラマの点では1作め『マトリックス』の新たな続編と言われている。とはいえ、ほかの2作も無視はできない。というのも、そこに出てきたキャラクターも『マトリックス レザレクションズ』には再登場するのだから。そんなわけで、本稿ではシリーズ第2作『マトリックス リローデッド』を振り返ってみたい。
2003年製作の第2作は第1作から4年を経ての続編。前作に熱狂したファンの期待がパンパンに高まっていた時期に公開されただけあり、日本でも世界でもシリーズ最高の興行収入を記録した。
ドラマを改めてたどってみよう。前作で人類の救世主として覚醒したネオは、コンピューターに人間が支配された現実の世界で、ザイオンと呼ばれる人間のコミュニティの一戦士となっている。前作で愛を芽生えさせたトリニティとの関係も順調のようだ。そのザイオンが、コンピューター軍の猛攻により危機が迫る。ネオはマトリックスの世界に飛び、それを阻止すべく駆け回るが、行く手にはさらなる試練が待ち受けていた。
マトリックスにはネオの運命を左右する多くのキャラクターがいる。メロビンジアンとパーセフォニーの夫婦は、この世界の特権階級に属しており、前者はこの世界で権力を拡大しようとする享楽主義者。ネオにしてみれば、“敵”というべき存在だ。後者は、そんな夫にウンザリしており、気まぐれな性格ゆえに、夫への当てつけのようにネオに協力する。
前作に続いて登場する“敵”エージェント・スミスは、ここではさらに手ごわくなる。元々はマトリックスの秩序を守るウイルス駆除的なプログラムだった彼は、この世界に嫌気がさしてシステムから離脱し、前作で敗れたネオへの復讐心によって動いている。自分の意識を他人にコピーして、自分と同じ存在を増殖させることもできる。ネオが100人ものスミスとバトルする場面は、本作のアクションのひとつの見どころだ。
一方で、物語の鍵を握る重要な“味方”らしきキャラもいる。前作に続いての登場となる預言者オラクルはネオに助言をあたえる。それ以上に重要なのは、マトリックスの設計者であるアーキテクト。後半でネオは、このプログラムと顔を合わせ、現実とマトリックスというふたつの世界が存在する理由を知ることになるのだ。
アクションに関しては、前作以上の見せ場といえるのがハイウェイでの壮絶なチェイス。バイクで敵をかわして疾走するトリニティ、車上で敵と格闘するモーフィアス。ザイオンから駆け付け、好サポートを見せる女戦士ナイオビ。各々の動きをつぶさに見据えながら猛スピードで展開するカーアクションに目を奪われる。
ちなみに、本作に登場するナイオビやメロビンジアンは、新作『マトリックス レザレクションズ』にも登場する模様。同作は第1作の新たな続編となるわけだが、だからと言って、『マトリックス リローデッド』を無視できない理由が、ここにある。
『マトリックス リローデッド』
製作年/2003年 製作総指揮・監督・脚本/アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー 出演/キアヌ・リーヴス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィービング
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