アンジェリーナ・ジョリー「私は彼のことを好きに」
最新作『モンタナの目撃者』で、勇敢な森林消防隊員ハンナを演じるアンジェリーナ・ジョリー。2001年『トゥームレイダー』、2005年『Mr.&Mrs.スミス』、2010年『ソルト』と激しいアクションに挑戦してきた彼女だが最近では、アニメの声優やディズニー作品のヴィラン役とタフな役どころとは縁遠くなっていた。しかし、今回は大規模な山火事が発生するなか、暗殺者に狙われた少年を守るという役に挑戦。カラダを張ったアクションも披露している。
過去の山火事現場での悲劇でトラウマを抱える森林消防隊員ハンナ。ある日、父の殺害現場を”目撃”したことで暗殺者に追われる少年コナーと出会う。ハンナはコナーを暗殺者から守ろうとするが、2人の前に未曾有の山林火災が立ちはだかる。ハンナは、迫りくる暗殺者たちと自然の猛威から、コナーを守り抜くことができるのか……?
「彼の才能に、とても感心したわ。私は彼のことを好きになって、友達になるだろうと思ったの」と、コナー役を演じるフィン・リトルのことを語るのはアンジェリーナ・ジョリー。
彼女が演じるハンナは、危険な現場で働く森林消防隊員で、鍛え上げられた洞察力とサバイバルスキルで困難を突破していく。「森林消防隊員のような仕事をしている人たちのことを考えるだけで、とても謙虚な気持ちになるわ。彼女たちは、とても、とても素晴らしい。肉体的にも素晴らしいし、すごく勇敢なの」
消火活動の“特殊部隊”とされる森林消防隊員は、特別に訓練された荒野の消防士。遠隔地の山火事に対応する初動部隊として派遣されるという。彼らはパラシュートで火事の現場に降下し、山火事に先制攻撃を仕掛ける。「彼女たちは、人に奉仕するという仕事をしている。すべての森林消防降下隊員たち、とくに女性の森林消防降下隊員がこの映画を観て、誇りに思い、自分たちが周囲から尊敬されているということをわかってほしいわ」
劇中では多くのスタントを自分でこなしたというアンジー。「強くなれて、汚れて、汗をかけて、幸せだわ。はじめてのことに挑戦し、自分にもできると思えた。テイラー・シェリダン監督は、木を切り、火をおこす方法を教えてくれたの。次は乗馬を教えてくれなくちゃ(笑)」
監督・脚本/テイラー・シェリダン 出演/アンジェリーナ・ジョリー、ニコラス・ホルト、フィン・リトル、エイダン・ギレン、メディナ・センゴア、ジョン・バーンサル 配給/ワーナー・ブラザース映画
『モンタナの目撃者』は9月3日(金)より全国ロードショー。