絶品料理と生きざまに心を奪われる人気ドラマが最終章へ!
【インタビュー】ジェレミー・アレン・ホワイト×ライザ・コロン=ザヤス『一流シェフのファミリーレストラン』
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ニューヨークの一流レストランで働いていた気鋭のシェフ、カーミーが故郷のシカゴに舞い戻り、亡き兄が遺したサンドイッチ店を立て直すところから始まった『一流シェフのファミリーレストラン』。悩める者たちを見つめた人間ドラマに絶品料理の数々、粋な会話劇と雄弁な映像表現で視聴者の心をつかみ、エミー賞の作品賞にも輝いた傑作シリーズがついに最終章を迎える。
その配信開始直前に、カーミー役のジェレミー・アレン・ホワイトと、厨房スタッフのティナを演じるライザ・コロン=ザヤスにインタビューをした。本作における熱演でエミー賞の主演男優賞、助演女優賞にもそれぞれ輝いたふたりの言葉とともに、現在絶賛配信中の最終シーズンを楽しんでほしい。
亡き兄が遺した下町のレストランを引き継いた天才シェフのカーミーをジェレミー・アレン・ホワイトが演じる
最終シーズンを含め、計5シーズンにわたって繰り広げられてきたカーミーたちの人生ドラマ。その間、経営難に陥りながらも地元に愛されていた小さな店は、今やミシュランの星を目指す注目店へ。それぞれ問題を抱えていたカーミーと仲間たちは、店を頼もしく切り盛りする精鋭スタッフへ。状況や登場人物の変化に目を向けながら、本作はこれまでその時々に秀逸なエピソードを放ってきた。
――全シーズンを振り返って、お気に入りのエピソードをひとつだけ選ぶとしたら?
ライザ「難しい質問ですね(笑)」
ジェレミー「ひとつには絞れないな」
ライザ「いくつかあるんです。『フィッシズ』(シーズン2第6話)に『フォークス』(シーズン2第7話)に……、あとは私のエピソードも!」
ジェレミー「あれは素晴らしかった!」
ライザ「でも、ひとつだけ選ぶのは不可能(笑)」
ジェレミー「無理だね(笑)。ライザからシーズン2のエピソードが挙がったけど、僕はよくシーズン1を見返すようにしています。このドラマのトーンや本質を見失いそうになったり、理解が揺らいだりした時、そこに立ち戻るべきエピソードがたくさんあるような気がして。実際、僕らはシーズン1で作品の真髄を見つけ出しました。だからこそ、例えば新たなシーズンの脚本をよく飲み込めず、迷子の気分になったような時もシーズン1に戻ります」
ライザが挙げたシーズン2第6話『フィッシズ』は、カーミーとその家族が集った過去のクリスマスを振り返るエピソード。家族それぞれ内に秘めてきたものが噴出し、地獄のディナーと化す……という展開で、全編を覆う緊迫感や会話の応酬も凄まじく、本作を代表する神回と言われてきた。
また、シーズン2第7話『フォークス』はフロアマネージャーのリッチー(エボン・モス=バクラック)が店を取り仕切るノウハウを学ぶため、有名店へ修行に行くエピソード。そして、ライザの言う「私のエピソード!」は涙なくして見られないシーズン3第6話『ナプキンズ』のことで、古株スタッフのティナが店で働くことになった経緯が語られる。ともに各登場人物のドラマを大切にしてきた本作らしいエピソードであり、高い評価を得ている。
ティナを演じるライザ・コロン=ザヤスは、ラテン系女性として史上初めてエミー賞助演女優賞に輝いた
リッチーやティナのエピソードが物語るように、『一流シェフのファミリーレストラン』では働く者たちの事情や成長が描かれる。その中心にいるのがもちろんカーミーで、彼は一流店にいた頃も、自らが経営者になった今も仕事第一の人生を歩んできた。だが、シーズン4のラストで、カーミーは料理の世界から退くことを決意。最終シーズンでは、「仕事の喜びを感じられなくなった」という自らの本音と向き合う。本作で俳優として大きくステップアップし、最近では『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』や『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』などでも注目されたジェレミー自身は、カーミーの心情をどう思うのだろうか。
――最終シーズンのカーミーは、なかなか悩ましい時間を過ごしていますね。あなた自身は仕事の喜びを感じられていますか?
ジェレミー「そうだな……。僕がそもそも演技を好きになった理由は、自分にとって本当の意味での逃避の場だったからだと思います。演技をしているときは集中することが許され、心からその瞬間に存在していられる。少しの間、自分自身や現実から離れられる感覚があるんです。それに、僕はどちらかというと不安を感じやすい性格ですが、演じることで落ち着けるし、安らぎを感じるんですよね」
――カーミーを演じていても?
ジェレミー「このドラマは、撮影の『アクション!』から『カット!』までの時間を支える仕組みが本当によくできているんです。一緒に演じる俳優たちがとても素晴らしく、彼らの演技を見ているうちに我を忘れてしまうほど。長回しで撮影することが多いので、その瞬間に身を委ねやすくもなります。料理やキッチンでの作業も自分たちで実際にたくさん行っているから、ものすごく没頭できるし。自分自身や現実から離れられる感覚は、特にこのドラマで味わえているものかもしれません。それは本当に幸運なこと。作品の作り方そのものがそうさせてくれていたんです」
ライザ「このドラマでは、私も演技をしている感覚が本当に少なくて。何せ夫とも一緒に撮影していますし!(※ライザの夫デヴィッド・ザヤスが、劇中でもティナの夫役を演じ、最終シーズンにも登場) 夫とのシーンは、最も印象に残っている撮影のひとつです」
ジェレミー「君たちの共演シーンは本当に素晴らしかった。最高だよ」
ライザ「そういったシーンも含め、演じている私のちょっとした部分にもスタッフが心を砕き、見事に捉えてくれている気がします。この作品に参加できて、私たちは本当に幸運でした」
――でも、ついに最終シーズンを迎えてしまいましたね……。
ジェレミー「今シーズンには、カーミーに関する本当に素晴らしいシーンがあります。たぶん、最終話かな(笑)。なので詳しくは言いませんし、これは僕の解釈ですが、シリーズ中ほぼ初めて、ちょっと安堵しているカーミーを見られます。肩の力が抜けていて、“もしかしたら、すべてうまくいくかもしれない”と感じているかのよう。これまでの努力や苦労にはすべて意味があったのだと思える瞬間で、演じていても本当に楽しく、嬉しいシーンでした。シドニー(アイオウ・エディバリー)とのやり取りもあって、ものすごく楽しかった。カーミーが何かに対してあれほどワクワクしている姿を見られるのはとても珍しいこと。そんな彼の姿を、皆さんにもぜひ見てほしいです」
『一流シェフのファミリーレストラン』最終シーズン(全8話)
ディズニープラス スターで独占配信中
©2026 FX Productions, LLC



































































