電撃を武器に人々を救い悪を退治するヒーロー、ライトニングボルト(金子ノブアキ)
ドラマシリーズ『EVOL(イーヴォー)~しょぼ能力で、正義を滅ぼせ。~』がDMM TVにて11月3日より独占配信されている。
本作は、月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載しているカネコアツシのマンガ『EVOL(イーヴォー)』を実写ドラマ化したもので、プチ超能力を得た3人の少年少女を描く物語。タイトルだけだとコメディタッチな作風を連想してしまうが、物語は実にダークな内容。DC映画『スーサイド・スクワッド』や海外ドラマ『ザ・ボーイズ』といったアンチヒーローものが好きな人なら間違いなくハマる作品だろう。
写真左から、”手のひらから火を出す能力”を持つアカリ(伊礼姫奈)、”指で小さな穴を開ける能力”を持つノゾミ(青木柚)、”5cmだけ空を飛ぶ能力”を持つサクラ(服部樹咲)
主人公は、現実に絶望し自殺を図った若者3人。目覚めるとそれぞれのカラダに異能の力が芽生えていることに気づいた彼らは、この世界を壊すために“EVOL=邪悪なワルモノ”になることを選ぶ。”ダークヒーロージョブナイル”と銘打たれているように、彼らの暗い生い立ちも描かれていて、なぜ世界を壊そうと思うようになったのかも今後明かされていく。
すでに配信されている第1話の冒頭では、橋の崩落事故から市民の乗るバスを救うライトニングボルトとサンダーガールの華々しい活躍が楽しめる。しかし、ヒーローに憧れる子供に対し冷たい言葉を放ったり、救助を讃える市長との関係性が怪しかったりと何かと不穏な空気が漂う。「正義とは何か」を問いかけるライトニングボルトは、常に何かに苦悩している様子。寡黙な妹サンダーガールとの仲も微妙な雰囲気で、痛快なヒーローものとはひと味違う展開が繰り広げられる。
そのほか”EVOL”の意味、ライトニングボルトがなぜ市長に協力するのか? その市長の野望、サンダーガールが寡黙な理由……、など気になるところがたくさんあるだろうが、それはこれからの配信を楽しみにしてほしい。
出演は青木柚、伊礼姫奈、服部樹咲の若手俳優のほか、金子ノブアキ、西田尚美、石黒賢、安田顕ら実力派俳優が脇を固めている。特に市長役を演じる安田顕の怪演ぶりは必見! 監督は映画『もっと超越した所へ。』の山岸聖太が務める。
『EVOL(イーヴォー)~しょぼ能力で、正義を滅ぼせ。~』DMM TVにて独占配信中
原作/カネコアツシ『EVOL(イーヴォー)』(ビームコミックス/KADOKAWA刊) 監督/山岸聖太 出演/青木柚、伊礼姫奈、服部樹咲、金子ノブアキ、芋生悠、占部房子、西田尚美・石黒賢(特別出演)、安田顕
2023年/日本
※配信スケジュールは変更となる場合あり。
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