『Safari Online』ユーザーに人気が高かったのは?
2022年映画記事アクセス数ランキングTOP5!
『Safari Online』の新作映画紹介コラム『今週末は、この映画に胸アツ!』で2022年に配信した記事のうち、ユーザーからアクセス数が高かったTOP5を発表します!
【アクセス数ランキング第5位:『グレイマン』】
2009年の発刊以来、シリーズ化された人気スパイスリラー小説を、ネットフリックスでも最高額の製作費といわれる2億ドルを投じて映画化。主人公は“シエラ・シックス”というコードネームで呼ばれるCIAの工作員。服役中にリクルートされ、無敵の暗殺者として活動していたが、ある重要な機密を手に入れたことで、身内であったはずのCIAから命を狙われる。バンコク、トルコ、ウィーン、香港、プラハにクロアチア……と、まさに世界を股にかけた攻防が展開。あの『007』も彷彿とさせるスケール感だが、孤高の主人公の闘いが徹底してクールに、リアリティ満点に描かれる点が『グレイマン』の持ち味だ。
『グレイマン』
原作/マーク・グリーニー 製作・監督/アンソニー&ジョー・ルッソ 脚本/ジョー・ルッソ 出演/ライアン・ゴズリング、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス、ジェシカ・ヘンウィック 配信/ネットフリックス
2022年/アメリカ/上映時間122分
※2022年7月22日掲載
【アクセス数ランキング第4位:『ロストシティ』】
人気のアドベンチャー小説を次々と執筆する作家が、自ら空前の大冒険を強いられるというストーリー。小説家のロレッタは、自作のイメージキャラクターでもあるモデルのアランとともに、新作発刊に合わせてプロモーションのツアーを開始。ファンイベントなどで盛り上がるなか、ロレッタは何者かの手によって誘拐され、南の島へ連れて行かれてしまう。とある金持ちが、伝説の古代都市の場所を発見するため、ロレッタの知識を利用しようとするのだが……。モデルのアランもロレッタ救出に向かうが、島では思わぬハプニングも続き、予想不能のアドベンチャーへとなだれ込んでいく。
宣伝ツアーのためのゴージャスな衣装のまま、島での大冒険でズタボロ状態になるロレッタは、サンドラ・ブロックが演じるからこそ豪快で笑える。そして筋肉自慢だが、どこか頼りなさ満点のアランは、チャニング・テイタムがその出世作『マジック・マイク』も思い出させ、こちらも水を得た魚のごとくノリノリだ。意外性を発揮するのは、ブラッド・ピット。古代都市が眠るとされる島での重要なキーパーソン役ながら、まさか、まさかの運命に!
『ザ・ロストシティ』
製作・出演/サンドラ・ブロック 監督/アダム・ニー&アーロン・ニー 出演/チャニング・テイタム、ブラッド・ピット、チャニング・テイタム、ダニエル・ラドクリフ 配給/東和ピクチャーズ
2022年/アメリカ/上映時間112分
※2022年6月24日掲載
【アクセス数ランキング第3位:『ブレット・トレイン』】
伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を、ハリウッドが映画化した本作。日本のコミックやアニメのハリウッド実写化はこれまで何度もあったが、小説からというパターンは珍しい。原作では東京発/盛岡行の新幹線で、プロの殺し屋やワケありの面々が激しい攻防を繰り広げるが、この映画版は東京発/京都行の超高速列車が舞台。ブラピが演じるレディバグ(てんとう虫)が、列車内のブリーフケースを奪ってくるように指令を受ける。しかし車内には何人もの殺し屋や、恨みを晴らそうとする者、罠の仕掛け人が乗り合わせており、簡単に終わると思ったレディバグの仕事は、とんでもない闘いへと発展していく。とにかくキャラが濃い殺し屋たちが、激闘アリ、騙し合いアリ、何でもアリ(!?)で、走る列車と同じくノンストップで入り乱れ、痛快そのもの。
『ブレット・トレイン』
原作/伊坂幸太郎 製作・監督/デヴィッド・リーチ 脚本/ザック・オルケウィッツ 出演/ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、真田広之、サンドラ・ブロック 配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2022年/アメリカ/上映時間126分
※2022年9月2日掲載
【アクセス数ランキング第2位:『カーター』】
自分の名前も含め、記憶を失って目覚めた男が、耳の奥に埋め込まれた装置を通して指示を受け、信じがたいミッションに挑む物語。“カーター”という名で数々の指令を受けるこの男、もともと超人的な身体能力を備えているらしく、襲いかかってくる無数の敵を次々と本能で倒し、瞬発的な判断で危機を乗り越えていく。記憶をなくした最強の男という点で、あのジェイソン・ボーンも連想させるが、カーターの能力は、はっきり言ってボーン以上。全世界を震撼させるウイルスという、まさに今っぽい背景が用意され、その治療薬とされる少女を確保するカーターの任務は、韓国と北朝鮮の関係も深く絡んで二転三転の運命へとなだれ込む。
『カーター』(2022年8月26日配信)
監督・脚本/チョン・ピョンギル 出演/チュウォン、イ・ソンジェ、チョン・ソリ 配信/ネットフリックス
2022年/韓国/視聴時間134分
※2022年8月26日掲載
【アクセス数ランキング第1位:『アテナ』】
フランスの郊外にある“アテナ”という団地で、若者たちを中心とした大暴動が起こる。その団地に暮らす一人の少年が殺され、加害者が警察官だと思われたからだ。若者たちと、それを鎮圧しようとする警察隊との激しい攻防が展開。被害者は四兄弟の末っ子で、三男のカリムは暴動のリーダー役として仲間を指揮。
次男のアブデルはアテナでも尊敬される軍人、そして長男で異母兄弟のモクタールは、麻薬の密売人……と、3人それぞれの闘いはショッキングな運命になだれ込んでいく。ストーリーはこのように、兄弟の確執が軸となってギリシャ悲劇も思わせるが、基本は怒涛のスペクタクルアクション映画だ。
『アテナ』
製作・監督・脚本/ロマン・ガブラス 出演/ダリ・ベンサーラ、サミ・スリマン、アントニー・バジョン、オウアシニ・エンバレク 配信/ネットフリックス
2022年/フランス/視聴時間99分
※2022年10月7日掲載