Safari Online

SEARCH

CARS クルマ

2024.02.08


超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S

自動車評論を生業としている筆者から見ても、目下SUVの流行は衰えることを知らず。世間はもはや、クルマに“マルチのみ”を求めているのでは……、と考えなくもない今日このごろだ。もしかして「“クルマニア”たるもの、一生一度はスーパーカーを所有してみたい」なんていう願望は過去のものになりつつある? な~んて邪推してしまうくらい。しかし、先日サーキットで試乗してきたコイツによって、やっぱり消費マインドの高い富裕層やクルマニアこそ「こういうクルマでエンパワーメントされることは超大切!」と実感したので試乗レポートをお届けしたい。〈マクラーレン〉750Sだ。

超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S現在〈マクラーレン〉のモデルラインナップは大きく3つにカテゴライズされる。タウンユースのGT、サーキット走行までを見越したスーパーカー、そしてサーキット走行用のアルティメイト。今回ご紹介する750Sはラインナップの中核を担うスーパーカーにカテゴライズされる。つまり、街乗りもこなせる欲張りなスーパースポーツというわけ。

超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S全長4569㎜×全幅1930㎜×全高1196㎜、隣に立つと圧倒的な“低さ”を実感する、ロー&ワイドのスーパーカーシルエットにおのずとテンションが上がる。さらにボディデザインは有機的なラインとスリットだらけで、空力を感じさせるパーツでしか構成されていないのもスパルタンだ。

たとえばフロントのライト。これは同社お馴染みのデザイン、通称“アイソケット”と呼ばれるものだが、まるでスカルのように瞳の中に空洞が組み込まれている。もちろんこれは空力のためなのだが、独特の世界観にハッとさせられること間違いなし。サイドビューのウインドウエリアの狭さ、そしてリアウイング(可変式になっている)のシンプルな迫力も、イメージに思い描く“憧れのスーパーカー”そのもの。跳ね上げ式のドアも素敵だ。

ゴン太のサイドシルを跨いで室内に入ると、コックピットは最新世代の〈マクラーレン〉とトーンを合わせられている。縦長の小さなディスプレイはじめ、ボタン類はごく少量に抑えられ、まさに“走るための操縦席”としての硬派さが潔い。

さて、そのモデル名が示すとおりのスペックは、750psの800Nmとモンスター級。組み合わされるのは7速のATだが、モードチェンジが可能で一般道からサーキットまでを網羅する。……とはいうものの、ノーマルモードですら乗り出しから印象は超絶カゲキ! 4ℓV8エンジンのサウンドはさほど派手ではないものの、超軽量の空力ボディがドカンと加速し、コーナーを舐めるようにビタッと攻めていく。

超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S超軽量ボディがドカンと加速! 〈マクラーレン〉750S今回の試乗ではプロドライバーの先導がついたのだが、彼らに誘われるままにコースインすれば、一瞬で速度は250mk/hをオーバー。その安定感と俊敏な加速の、なんと気持ちいいことか! もちろんハードなブレーキングでも車体はピタッと路面に吸い付き、安定してペダルを踏み抜ける。そう、750Sはそのバランスのよさ。誰でも乗れるが、乗りこなすにはさらなる精進が必要という、懐の深さにある。

この日正直、あまりメンタルのコンディションがよくなかった筆者だが、750Sから降りた後はまるでランニングの後のように……、いや、もっと別次元でアタマすっきり、気分爽快。エナジードリンクを飲んだ後のように、異様にテンションが上ってしまっていた。いやはや、スーパーカーの持つ魔力の源はここにあったのか!

気になるスペックは?


★DATA 〈マクラーレン〉750S
●全長×全幅×全高:4569×1930×1196㎜
●車両重量:1277㎏
●ホイールベース:2670mm
●エンジン:4.0ℓV型8気筒ツインターボ
●最高出力:552kW(750PS)/7500rpm
●最大トルク:800N・m/5500rpm
●トランスミッション:7速オートマティック
●駆動方式:後輪駆動
●税込み価格:3930万円

 
Information

●マクラーレン・オートモーティブ
URL:https://cars.mclaren.com/jp-ja

話題のクルマを品定め!の記事をもっと読みたい人はコチラ!

●『Safari Online』のTikTokがスタート!
こちらからアクセスしてみて!

文=今井優杏 text:Yuki Imai
即完売〈ロンハーマン〉の別注アイテム! 大人好みの人気ブランドが、特別仕様になって登場! 
SPONSORED
2025.09.01 NEW

即完売〈ロンハーマン〉の別注アイテム! 
大人好みの人気ブランドが、特別仕様になって登場! 

大人には、見た目の落ち着きと品だけでなく、上質な素材による肌触りのよさも大切。その風合いのよさは、醸し出す雰囲気までグッと格上げてくれるから、モノ選びをするときには外せない点。それはカジュアルなアイテムであればあるほど、大事になってくる。…

TAGS:   Fashion
〈フランク ミュラー〉×〈ダナー〉の最新ブーツがお目見え!ワザありデザインが目を引く意外なコラボの1足!
SPONSORED
2025.08.25

〈フランク ミュラー〉×〈ダナー〉の最新ブーツがお目見え!
ワザありデザインが目を引く意外なコラボの1足!

昨年、驚きとともにユニークな取り組みと評判を呼んだ、〈フランク ミュラー〉と〈ダナー〉のコラボブーツ。早くも登場した第2弾はキャラ立ち必至なデザインはそのままに、カラーやディテールでグレードアップ! 質実剛健なアウトドアブーツを、アートな…

TAGS:   Fashion
俳優・竜星 涼がまとう〈ベル&ロス〉の新作!強く輝きを放つ黒スケルトン!
SPONSORED
2025.08.25

俳優・竜星 涼がまとう〈ベル&ロス〉の新作!
強く輝きを放つ黒スケルトン!

航空計器からインスパイアされた四角と丸の組み合わせで唯一無二の地位を築き上げている〈ベル&ロス〉。特に現代的なデザインが人気の"BR-05"シリーズに新加入したのが、シャープな輝きと力強さを秘めたセラミック製の黒スケルトンだ。年々深みを増…

TAGS:   Fashion Watches
屈指の“メイド・イン・ジャパン”デニム〈デンハム〉白澤社長もお気に入り!ヴィンテージ感漂う大人のワイドデニム!
SPONSORED
2025.08.25

屈指の“メイド・イン・ジャパン”デニム〈デンハム〉白澤社長もお気に入り!
ヴィンテージ感漂う大人のワイドデニム!

太めのダメージデニムはストリートなイメージが強く、若者が穿くものと思っている人も意外と多いのでは!? そこでおすすめしたいのが、〈デンハム〉のワイドデニム“ジャンボ”。膝に入った適度なクラッシュや、腿に施された絶妙なバランスのヒゲなど、ま…

TAGS:   Fashion Denim
遊びも食も宿泊も充実の〈インスパイア〉リゾートへ!週末を遊び尽くす大人の韓国!
SPONSORED
2025.08.25

遊びも食も宿泊も充実の〈インスパイア〉リゾートへ!
週末を遊び尽くす大人の韓国!

羽田空港や成田空港から約2時間で行ける〈インスパイア・エンターテインメント・リゾート〉。迫力のウォーターアトラクションを楽しめるプールや贅沢な5ツ星ホテル、きらびやかな韓国最大級カジノ、食欲をそそる韓流の肉料理など、多彩な魅力が集まってい…

TAGS:   Gourmet Stay&Travel
【時計】ブランド刷新の仕掛け人CEOが語る〈オリス〉は、イタリアにおける“ピアッツァ=広場”でありたい
SPONSORED
2025.08.22

【時計】ブランド刷新の仕掛け人CEOが語る
〈オリス〉は、イタリアにおける“ピアッツァ=広場”でありたい

グループに属さない独立系時計ブランドならではの自由な時計作りで、存在感を放つ〈オリス〉。スイスの機械式時計の文化継承に多大な貢献を果たしてきた“正統派の後継者”である一方、1980年代に趣味的な高級品に留まっていた機械式時計を身近な存在に…

TAGS:   Watches
即完売〈ロンハーマン〉の別注アイテム! 大人カジュアル必携の人気のブラックアイテム!
SPONSORED
2025.08.18

即完売〈ロンハーマン〉の別注アイテム! 
大人カジュアル必携の人気のブラックアイテム!

大人になると色あざやかなアイテムを組み合わせてコーデするということを避け、ベーシックカラーを好むようになってくる。そのなかでも黒は、精悍でスマートに見せてくれるから、アラフォーにとって万能色といえるだろう。さらに季節が秋冬に向かえば、それ…

TAGS:   Fashion

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ