〈パテック フィリップ〉新作黒時計は
音で時を知らせるチャイム機構が自慢!
時計好きが泣いて喜ぶのが複雑機構。なかでも、トゥールビヨン、永久カレンダー、ミニッツリピーターは3大複雑機構と呼ばれていて、人気を集めている。その中のミニッツリピーターは、時を音で知らせてくれるチャイム機構のこと。で、そのチャイム機構を搭載した最高峰の1本がこのたび登場したので、紹介したい。それが、〈パテック フィリップ〉の6301P。レイルウェイトラックを配したクラシックな表情が、なんともお洒落。しかも、それに加えてジャンピング・セコンド機構まで備えているのだから恐れ入る!
〈パテック フィリップ〉の新作は、チャイム機構の最高峰とされるグランドソヌリと、プティットソヌリ、ミニット・リピーターを搭載した6301P。「グランドソヌリって、なに?」これは、時とクォーター(15分、30分、45分)を自動的にチャイムで知らせてくれる機構のこと。プティットソヌリはクォーターだけをチャイムし、ミニットリピーターは自身が操作することで現在の時刻を知らせてくれるものだ。
「どうやって操作するの?」まずは、6時位置のケース部分をご覧あれ。スライドピースがあるのがわかるはず。真ん中がグランドソヌリモードで、左の“PETITE”を選べば、プティットソヌリモード、右の“SILENCE”なら音を鳴らさないサイレンスモードというわけだ。ちなみに、手巻き式なので巻き上げが必要なのだが、時計回りに回すとムーブメントが、反対に回すとチャイム用のゼンマイが巻き上がる仕組みになっている。
さらに文字盤の6時位置には特許取得のジャンピング・セコンド機構を配置。秒を表示するもので、これにより最高の精度が得られることに。目盛りをジャンプするように進むことから、その名が付けられている。
もちろん見た目だって一級品。ケースはポリッシュ仕上げを施したプラチナ製。ベゼルは凹面で滑らかさを表現。ケース側面には段差をつけ、サテン仕上げを施すことで立体感を演出している。
ブラックの文字盤は、素材に本黒七宝を採用。インデックスのブレゲ数字はホワイトゴールドを使用し、なんともエレガントな1本に仕上げている。3時位置にはチャイム機構のパワーリザーブ表示、9時位置にはムーブメントのパワーリザーブを備えている。それぞれがツインバレルを搭載しているので、チャイム機構が24時間、ムーブメントが72時間というタフさを実現している。
受注生産。ケース径44.8㎜、手巻き、プラチナケース、アリゲーターストラップ、非防水。時価(パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
最高峰の機構を搭載した〈パテック フィリップ〉のチャイム時計。文字盤とストラップのブラックが上品で洗練された印象なので、大人の手元にはぴったり。「限定アイテムだったら手に入れるのがむずかしそうだなぁ」ご安心ください、こちらは受注生産品。気になったのなら、是非お問い合わせを!
●パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
TEL:03-3255-8109