ドウェイン・ジョンソンが着用する
1000mもの防水を誇る時計とは?
元いじめられっ子のCIA捜査官と、かつては学園の人気者だったが、今では冴えない会計士。そんな同級生2人がコンビを組んで陰謀を暴いていくのが、アクションコメディ『セントラル・インテリジェンス』(2016年)。ドウェインはCIA捜査官ボブを演じ、自慢の肉体で敵を次々と退治。その横で、会計士役のコメディ俳優ケビン・ハートがマシンガントークで笑いを誘っていく、というのがこの作品の面白いところ。で、ドウェインがケビン・ハートの会社に乗りこんでくる場面にご注目。銃撃戦がはじまる前にドウェインが手元へ目をやるのだが、次の瞬間、真っ黒なタイムピースが画面いっぱいに登場する! ほお〜、これはどちらのタイムピース〜!?
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『セントラル・インテリジェンス』
監督/ローソン・マーシャル・サーバー 出演/ドウェイン・ジョンソン、ケビン・ハート、エイミー・ライアン
映像を一時停止しながら確認してみると、こちらは〈ハミルトン〉のカーキ ネイビー ビロウゼロであることが判明。1000mの防水性能を誇る本格派ダイバーズで、4隅にあるリベットがなんとも男らしい1本だ。
ケース径は46mmとドウェインの太〜い腕に巻かれても、存在感は抜群。ステンレススチールにブラックPVD加工を施した漆黒ボディが、なんとも精悍でお洒落。で、前述のとおりケースの4隅をリベットでガッチリとガード。ねじ込み式リュウズには、リュウズガードを完備し、これまたしっかりと保護している。
「どうしてそこまで堅牢なの?」。それは、もちろん1000mの深海という過酷な状況下でも耐えうるため。さらに9時位置にはヘリウムエスケープバブルを搭載。これは飽和潜水時に、時計内部に侵入したヘリウムを上昇時に自動で開放する機能。これにより、ガスが膨張して時計内部を破損させる恐れがないというワケ。う〜ん、こんなプロ仕様なところが、CIA捜査官がつけるモデルとしてふさわしいと思われたに違いない。
ダイヤルは、精悍なブラックで統一。グレーのインデックスと針、逆回転防止ベゼルの目盛にはスーパールミノヴァを塗布。光の届かない深海でも視認できるよう工夫がなされている。3時位置には日付表示を配置。実用性にも優れているは、嬉しいかぎりだ。
ケース径46mm、自動巻き、SSケース、ラバーストラップ、1000m防水。19万5000円(ハミルトン/ハミルトン スウォッチ グループ ジャパン)
もともとは、1940年代に潜水工作員用のタイムピースがモチーフとなっている〈ハミルトン〉の漆黒ダイバーズ。その証として、裏蓋には潜水士のマークがしっかりとデザインされている。
ちなみこちらのモデル、映画作品から引く手あまたで、本作のほかにも『オデッセイ』(マット・デイモン着用)、『グリーン・ランタン』(ライアン・レイノルズ着用)、『プレデターズ』(エイドリアン・ブロディ着用)、『キス・アンド・キル』(アシュトン・カッチャー着用)でも起用されている。上記の作品を観る機会があったら、是非手元にも注目してみて!
●ハミルトン スウォッチ グループ ジャパン
TEL:03-6254-7371
URL:www.hamiltonwatch.jp