というわけで、さっそく調べてみると、こちらは2013年に発表された〈IWC〉のＩＷ387804 スピットファイア・クロノグラフだったことが判明！ その特徴はパイロット・ウォッチらしい男らしさと洗練された高級感を併せ持っているところ。

全体にサテン仕上げを施しているケースに、サンレイ仕上げのグレーダイヤルがなんとも上品。２つあるインダイヤルはレコード引きの装飾を施していて、見た目にアクセントをつけているところが実にお洒落。

さらに3時位置にある日付にもご注目。「うん？ 2日間表示じゃないの？」そう、現行モデルでは2日間表示なのだが、こちらは2013年モデルなので３日間表示になっているというわけ。この辺りはヴィンテージ感がプンプン漂っていて、ジョエル・キナマンのこだわりが垣間見えるところだ。ちなみにインデックスも、現行モデルとは異なり立体感のあるデザインが採用されている。

ケース径43mm、自動巻き、SSケース＆ブレス、60m防水。現在は廃盤（IWC）

高度計をイメージした日付表示のデザインなど、コクピットを意識した見た目が男心をくすぐる〈IWC〉の上質パイロットウォッチ。フライバック機構も備えているなど、機能性にも優れている1本だ。男らしく、上質で、機能性も高いなんて、まるで様々な役柄を演じ分けるキナマンそのものじゃない!?

ただし、こちらは2013年モデル。現在は廃盤となり同じモデルは入手困難。けれども、現行モデルのパイロット・ウォッチ・クロノグラフ ・スピットファイアならば購入可能なので、気になった人は問い合わせてみて！

ケースバックには、戦闘機スピットファイアの機影がエングレービングされている