時計とクルマの相性は抜群。それゆえに、これまでもコラボアイテムが数多く生み出されてきた。今回その歴史に新たな1ページを刻むタイムピースが登場したのでご紹介したい。それがスイスのラグジュアリーウォッチブランド〈ジラール・ペルゴ〉とイギリスの高級自動車メーカー〈アストンマーティン〉との第5作目となるコラボ最新作ネオブリッジ アストンマーティン エディション。ご覧のように、文字盤はスケルトン仕様でメカっぽさを感じさせる力強いデザイン。それでいて、洗練された上品さも備えている、まさに大人にふさわしい1本だ。
両社からのデザイナーを含む共同製作チームによって仕上げられたネオブリッジ アストンマーティン エディション。本作は〈アストンマーティン〉が世界初のスーパーツアラーとして打ち出す次世代スポーツカー“アストンマーティンDB12”から着想を得ている。その特徴は、ブラックDLC加工された、チタン製ケースにも表現されている。直径44㎜と大型ながら厚さは12.18㎜に抑えられており、曲線的なシルエットも特筆すべきポイント。
〈ジラール・ペルゴ〉のなかでも機械式時計の傑作ともいえる“ブリッジ”は1867年にコンスタン・ジラールがスケッチした懐中時計をインスパイアさせるコレクションであり、時計のムーブメントパーツがデザインコードなのが特徴。
今作では、文字盤の最も目立つ位置に配されたブリッジが〈アストンマーティン〉と関連性の高いグリーンに彩られており、さらにこのグリーンが光の当たり具合によって彩りを変える。この蓄光塗料は暗所でグリーンに発光するのも見逃せない。
自動車業界では軽量化のために材料を削るが、そこからヒントを得て大胆に肉抜きされたブリッジからはムーブメントの各パーツがのぞく。ユニークなのが、主ゼンマイを収める香箱には〈ジラール・ペルゴ〉の、マイクロローターには〈アストンマーティン〉のブランド名がそれぞれ配されているところだ。多くの部品がまるで会話をするかのように連動しながら時を刻む様子は、時計好き並みならず、スポーツカー好きも引き込まれること間違いなし。ケーズバックにも〈アストンマーティン〉のロゴを配置。
世界限定250本。ケース径45㎜、自動巻き、DLCチタンケース、ブラックラバーストラップ(グリーンステッチ入りファブリックストラップ付属)、30m防水。496万1000円(ジラール・ペルゴ/ソーウインド ジャパン)
両社のこだわりが詰まったコラボモデルは、カジュアルスタイルとも相性がよさそうだ。ダウンやウールのコートの手元からのぞくグリーンが、スタイルを格上げしてくれるはず。世界限定250本という希少性の高さだけに、即断即決の購入をおすすめしたい。
●ソーウインド ジャパン
TEL:03-5211-1791
URL:https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/