『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023年)
劇中でストーリーを盛り上げる仕掛けのひとつとなるのがタイムリミット。制限時間内に達成ないと登場人物が不利な状況に置かれてしまうといったギミックは、観客をハラハラドキドキとさせる魔法のテクニックだ。9月22日に公開するキアヌ・リーヴス主演のシリーズ最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』にも、クライマックスにそのような場面が用意されている。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023年)
キアヌ演じるジョン・ウィックは決闘の場所=サクレ・クール寺院へ6時3分までに向かわねばならなくなる。しかし、その道中にはジョンの懸賞金を目当てに、パリ中の殺し屋たちが集結。いたるところで激闘が繰り広げられることに。果たして約束の時間までにたどり着くことができるのか? 222段という長〜い階段の途中、ジョンは敵を倒した後、おもむろに手元にある時計で時刻を確認する……。そこで大きく映し出されるのが〈カール F. ブヘラ〉のマネロ オートデイトだ。
ケース径38㎜、自動巻き、SSケース、アリゲーターストラップ、30m防水。52万8000円(カール F. ブヘラ/スイスプライムブランズ)
時計好きならご存じだろうが、マネロ オートデイトは第1弾『ジョン・ウィック』(2014年)からジョンを支えるアイテムとして登場。第4弾となる本作でも、こだわりの愛用品として選ばれている。
ではなぜ、こちらのタイムピースが作品で着用し続けられているのか? その理由は個人的な友情からはじまっているそう。今から10年以上前、〈カール F. ブヘラ〉のアンバサダーだったアクション俳優ダニエル・バーンハートを通して、当時のブランドCEOと本作の監督チャド・スタエルスキが知り合いに。その後、チャドが『ジョン・ウィック』(2014年)で初監督を務めることを知ったCEOはその信頼関係から時計を提供し、それ以来、劇中での着用が続いているのだそう。商業的なタイアップではなく、個人的な繋がりで生み出されたシーンであるとわかると、それだけでもグッとくるはず。
さて、時計を確認したジョン・ウィックが無事に階段を登り終え、決闘の地へとたどり着いたかどうかは、是非とも劇場で確認してほしい。
『ジョン・ウィック コンセクエンス』9月22日公開
製作総指揮・出演/キアヌ・リーヴス 製作・監督/チャド・スタエルスキ 脚本/シェイ・ハッテン、マイケル・フィンチ 出演/ドニー・イェン、ビル・スカルスガルド、ローレンス・フィッシュバーン、真田広之、リナ・サワヤマ、田代良徳 配給/ポニーキャニオン
●スイスプライムブランズ
TEL:03-6226-4650