映画『007』シリーズはイアン・フレミングの小説をもとにイーオン・プロダクションズが制作した作品。これまで25本の映画が作成され、世界に誇るレガシーといっても過言ではない。その主人公であるジェームズ・ボンドが愛用するのが〈オメガ〉のシーマスター ダイバー300M。英国海軍出身である007に相応しいウォッチとして選ばれ、1995 年の『007/ゴールデンアイ』以来、ボンドにとって欠かせないアイテムとなってきた。
今回、ジェームズ・ボンド60周年を記念して発表されたシーマスター ダイバー300Mは、ステンレススティール製の42㎜。ケースバックにはボンドのシルエットが施されるなど、作品へのオマージュが捧げられている!
まず気になるのがそのケースバック。サファイアガラスには微細構造の金属加工による装飾が施され、その下にはボンドのシルエットと回転する銃口が動き続ける仕組みに。これは007シリーズでお馴染みの有名なオープニングシーンを再現したもの。映画と時計デザインの絶妙なリンクが楽しめるようになっている。モアレ効果を利用したアニメーション技術は、現在特許出願中で、ロリポップスタイルの秒針の動きと連動しているんだとか。
ケースはステンレススチール製で、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを施し、立体感を生み出している。ベゼルと文字盤はシュウ酸アルマイト処理を施したブルーのアルミニウム製を採用。文字盤にはレーザーエングレービングによる波模様が描かれている。ベゼルにはホワイトのスーパールミノヴァを塗布したダイビングスケールを配置。12時位置には〈オメガ〉の伝統である逆三角形マークの代わりに60周年を記念する“60”の数字が添えられている。落ち着いたブルーカラーは大人の手元にぴったり。ネイビーのMA−1と色リンクさせてみるのも一興だろう。
本モデルは波模様をあしらったブルーの木製ボックスに封入。そのボックスにはボンド映画ではお馴染みのオープニングタイトルにインスパイアされた3つのドットが描かれ、右側のボタンがシークレットプッシュボタンになっているのも、映画の世界観を具現化したニクい演出だ。1月発売予定。ケース径42㎜、自動巻き、ステンレススチールケース&ブレス、300m防水。予価108万9000円(オメガ/オメガお客様センター)
ムーブメントは高精度なコーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8806を搭載。2021年に公開された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したボンド・ウォッチと同じメッシュブレスを採用している。
007ファンならずとも所有欲が湧いてくる〈オメガ〉の記念シーマスター 。クラシックな雰囲気が漂うメッシュブレス仕様なので、カジュアルなシーンだけでなく、セットアップのようなかしこまった着こなしにもマッチするはず。オンオフの新たな相棒として、検討してみてはいかが?
●オメガお客様センター
TEL:03-5952-4400
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