今なにがいいのか〈イセタンメンズ〉に聞いた。
休日アウターはブルゾン以上テイラードジャケット未満。
この時期、休日のアウター選びは実に悩ましい。テイラードジャケットは安定の品のよさだが、もう少し肩の力を抜きたいときもある。かといって、ブルゾンでは年相応の品格という意味でもの足りない場合も......。そんな迷える選択の正解を〈イセタンメンズ〉に聞いてみた。ここで集めたモダン解釈の軽アウターが、まさしく求めていた答えのようだ。
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この春、〈イセタンメンズ〉が大人の休日スタイルで頼れる“推しアウター”として打ち出しているのは、その名も“レイジーマンジャケット”。これは、バイヤーたちが考えた造語で、大人顔だけど脱ぎ履きがしやすい“レイジーマンシューズ”のようなアウターという意味合いなのだとか。スタイルとしては、人気再燃の兆しを見せるフレンチワーク系ジャケットやハリントンジャケットを現代的に落とし込んだアウターがこれにあたる。どのアウターも温故知新なスタイルを上質な素材で再構築したバランスが絶妙で、ブルゾン以上の品のよさと、テイラードジャケット未満のリラックス感を印象づけられる。
ジャケット42万9000円(ルテス/伊勢丹新宿店)、ニット4万2900円(ビブリオテカ/伊勢丹新宿店)、パンツ5万1700円(ピーティートリノ/伊勢丹新宿店)、バッグ3万5200円(フランソワレニエ/伊勢丹新宿店)、スカーフ1万4300円(ステファノカウ/伊勢丹新宿店)、その他はスタイリスト私物
ベルギー人デザイナーが手掛け、フランスメイドにこだわるアイコンモデル“ゾラ”。フレンチワークを都会的に解釈した1着に、肌離れのいいホップサックウールを採用。清々しさと精悍さが同居したスタイルを楽しめる。
ジャケット13万7500円(コヒーレンス/伊勢丹新宿店)、スカーフ3万800円(ドゥニコロン/伊勢丹新宿店)
1960年代イタリアの映画監督の着こなしに着想を得て、その洒脱さを楽しめるスタイルを再現したハリントンジャケット。ハリのある高密度コットン仕立てのボディに、アクセントとして追加したウォッチポケットも見どころ。
ジャケット19万3600円(コヒーレンス/伊勢丹新宿店)、シューズ5万6100円(フェランテ/伊勢丹新宿店)
上と同じハリントンジャケットも、シアサッカーを採用すると清涼感がさらに際立つ1着に。コットンにシルクを混紡し、しなやかさを増した生地だけあって、シャツジャケット感覚で羽織っても品のよさを印象づけられる。
ジャケット20万3500円(カンタータ/伊勢丹新宿店)、その他はスタイリスト私物
しっかりとしたコシがありつつもしなやかなシルク生地を贅沢に使い、優しい着心地に仕上げた1着。ウォッシャブル素材なので、汗ばむ季節も気兼ねなく着られ、着込むことで生まれる経年変化も楽しめる。
●伊勢丹新宿店
TEL:03-3352-1111
『Urban Safari』Vol.33 P26〜27掲載
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photo:Takashi Noguchi styling:Kan Nakagawara(CaNN) hair&make-up:Megumi Matsumoto text:Takumi Endo composition:Keiko Oshima