カラダにもいい豪華スープとは!?
台湾薬膳料理で、“佛跳牆(ファッティウチョン)”というスープはご存知? 台湾グルメ本では“ぶっ飛びスープ”な〜んて言われるほど美味しい高級スープ。もともと、広東地方の料理で栄養のバランスもよく、薬膳料理に分類されることも。ぶっ飛ぶほど美味しいスープでしかもカラダにもいいスープに、意識の高い彼女なら興味深々になるはず!
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- ホテルの名物メニューを彼女と♡ あまりの美味しさにぶっ飛ぶ!?
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ヒルトングループの中でも、最高級のラグジュアリーホテルといえば〈コンラッド東京〉。この28Fにある“チャイナブルー”では、2005年のホテル開業時からシェフを務め、数々の賞を受賞しているアルバート・ツェ氏が創り出す広東料理を、都心の夜景とともに堪能できる。
ツェ氏は巻かない春巻や茶葉を使った点心など、創作的なチャイニーズ・キュイジーヌを生み出し、鬼才とも称される料理人。 なかでも飽くことない美食家たちを虜にしているのが、佛跳牆(ファッティウチョン)8000円(税・サ別)だ。
高級食材を集めてきたかのような逸品!
“あまりにも美味しそうな香りに修行僧ですら塀を飛び越えて来る”という由来のあるこの美食スープは、アワビ、魚の浮袋、季節によって最適な薬膳が入れられており、高級食材を集めてきたかのような逸品。
なかでも“チャイナブルー”流アレンジがなされているところは見逃せない。通常は土鍋などでコトコト煮こむところを、本物のココナッツ(ヤシ)の器に入れて蒸しているのが、ツェ氏ならではのこだわりだったりする。
土鍋で煮こんだ場合には茶色くドロドロになるのだけど、ココナッツの器の場合にはクリアなスープとなり、澄明度の高い味わいとなるのだ。ほんのりとした甘味と異国情緒感が醸し出され、心に残る食味となっているのは、ココナッツを用いた“チャイナブルー”流アレンジのなせるところ。
中国料理のスパイスやハーブがたっぷりと使われているので、食べ進めるにつれてカラダが温まってきて、カラダの芯から力がみなぎってくる。ちなみに、アワビや浮き袋は、スープを構成する旨みとなっているのだけど、もちろん、そのまま食べても美味しい。
〈チャイナブルー〉で何度もデートしている彼女だって、こんなとびきりのスープがあるだなんて、知らないんじゃない?
●〈コンラッド東京〉チャイナブルー
住所:東京都港区東新橋1-9-1 コンラッド東京 28F
営業時間:11:30~14:00、17:30~21:00
“佛跳牆”の提供時間は営業時間内
TEL:03-6388-8745
URL:https://www.conradtokyo.co.jp/restaurants/chinablue
1976年台湾生まれ、後に日本国籍。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。テレビや雑誌で活躍し、料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。2017年8月「一般社団法人 日本ブッフェ協会」設立、代表理事就任。