和牛ごまだれ冷しそば
お盆も過ぎると夏の終わりも見えてくるが、まだまだ残暑は厳しい。ということで、冷たい麺類が恋しいという日も続きそう。今回もそんなときにぴったりな麺をご紹介。和牛がたっぷり添えられた、ちょっと珍しい冷麺。デートコースに組みこめば2人してスタミナたっぷり。う~ん、コレを食べなきゃ夏も終われない⁉
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〈ヒルトン東京〉2Fにあり、レストランとバー、パティスリーが隔てられることなく一体化したエリア“TSUNOHAZU”。2014年10月オープンして以来、異郷感を伴った華やかさとエネルギッシュな活気で、多くのホテル通を魅了してきた。
その“TSUNOHAZU”にあり、リノベーション前から圧倒的な存在感を示しているのが、ヒルトンが誇る中国料理の雄“王朝”。伝統的な“王朝”の味は継承しつつも、専用北京ダックオーブンを導入したり、100種類ものメニューを堪能できる“王朝の味覚”を進化させたりするなど、常に革新し続けている。
そんな“王朝”の柳谷雅樹料理長は〈ヒルトン東京〉開業時から研鑽を積み、北京、上海、四川、広東を含む中国全土の料理を修得。2009年料理長に就任をした。
そんな柳谷料理長がこの夏オススメする料理が、王朝風にアレンジした“涼麺”3種類だ。海老やホタテなど魚介をのせ、さっぱりとした味に仕上げた“海鮮冷やしそば”(2800円、税・サ別)、甘辛味噌味の挽肉にたっぷりのパクチーをトッピングした“ピリ辛パクチー冷やしそば”(2600円、税・サ別)など、独自の涼麺を生み出している。
これらに加えて食べておきたいのが、麺の上に和牛と白髪ねぎをのせ、ピリ辛のゴマダレが食欲を誘う“和牛ゴマダレ冷やしそば”(2800円、税・サ別)だ。
和牛を用いたインパクトのある一品!
オーソドックスでコクのある卵麺と、ツルツルとしたほうれん草ベースの翡翠麺が用意されているので、好みで麺をチョイスするといい。醤油、お酢、砂糖、ゴマ油で作ったソースは、適度な甘味と香り高さが特徴で、キリッとした酸味が印象的!
和牛は軽くシャブシャブされており、旨みたっぷりで自然な味わいが感じられる。練り胡麻、醤油、酢、砂糖、唐辛子、胡麻油、ラー油、葱、生姜で作られたバンバンジー風のタレがまとわされ、和牛だけで完成度の高い一品になっている。
仕上げにシャキシャキとした白髪葱と針生姜、ピリリとアクセントのある糸唐辛子をトッピングして、食味にメリハリをもたせているのはさすがといったところ。付け合わせにクラゲ、キュウリ、パプリカ、ヤングコーン、ミニトマト、ベビーリーフが添えられているので、栄養バランスも満点だ。
〈ヒルトン東京〉が誇る“王朝”の涼麺らしく、インパクトのある一品に仕上がっている。和牛も一緒に食べられる涼麺なんて、お肉好きの彼女なら、笑みを浮かべて喜びそう。
●〈ヒルトン東京〉中国料理 王朝
住所:東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京 2F
営業時間:ランチ 平日 11:30~15:00(L.O. 14:30)、土日祝 11:30~15:30(L.O. 15:00)
ディナー 17:30~22:00(L.O. 21:30)
“和牛ごまだれ冷しそば”の提供期間は2019年9月6日まで
TEL:03-3344-5111 ※レストラン予約受付時間 10:00~21:00
URL:https://www.hiltontokyo.jp/restaurants/dynasty
1976年台湾生まれ、後に日本国籍。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。テレビや雑誌で活躍し、料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。2017年8月「一般社団法人 日本ブッフェ協会」設立、代表理事就任。