第7回“アスリート ドレッサーアワード” を受賞した
“お洒落”で魅せた6人のアスリートたち!
映えあるアワードを受賞したアスリートたちは、スポーツとお洒落のどちらにおいても“自分らしさ”という軸足がしっかりしている。だからこそ、競技中もプライベートでも輝いて見えるのかもしれない。そんな一流選手たちが、プレイ中には見せないお洒落な一面を授賞式では見せてくれた。その輝ける姿をさっそく見ていこう。
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映えあるアワードを受賞したアスリートたちは、スポーツとお洒落のどちらにおいても“自分らしさ”という軸足がしっかりしている。だからこそ、競技中もプライベートでも輝いて見えるのかもしれない。そんな一流選手たちが、プレイ中には見せないお洒落な一面を授賞式では見せてくれた。その輝ける姿をさっそく見ていこう。
TOMOA NARASAKI
楢﨑智亜 (スポーツクライミング)
2020年の東京五輪の追加種目として選ばれたスポーツクライミングにおいて、世界で戦える実力を誇るのが楢﨑智亜選手だ。
「今年は、世界選手権のある年だったので、そこでの優勝という目標を掲げて戦ってきました。その目標の達成はできませんでしたが、自分の成長を感じる部分はたくさんありましたので、この先につなげていけるものがあると思っています」と、一年を振り返ってくれた。
「来年、開催される世界選手権で東京オリンピックの代表がはじまります。そこでの戦いに向けて、弱点を強化してきたいですね」と語るように、オフシーズンを迎えた今から、すでに戦闘モードに入っているようだ。オリンピックのスポーツクライミングは、“ボルダリング”競技のほかに、制限時間内での到達高度を競う“リード”とタイムを争う“スピード”競技も合わせて行い、その総合得点で順位が決まるコンバイン方式で行われる。なかでも、“スピード”競技で一番を取れる選手になれば、勝ちやすくなるはずだと、自身の課題も語ってくれた。
ジャケット5万3000円、ジレ2万6000円、カットソー2万1000円、パンツ2万6000円、シューズ5万2000円(以上CK カルバン・クライン/オンワード樫山 お客様相談室)、その他はスタイリスト私物
そんな楢﨑選手の普段着は、
「シンプルな服装が好きで、しかも暑がりなのであまり重ね着はしない(笑)」のだとか。授賞式には普段あまり着ないというスーツスタイルで登場してくれたが、インは堅苦しいシャツではなくロゴTに。彼の普段のカジュアルさを象徴する、飾らない着こなしにしていたのがよくお似合いだった。
「これをきっかけに少しでもスポーツクライミングのイメージをアップできれば嬉しいですね」と受賞の感想を語ってくれた楢﨑選手。オフシーズンは、週に何回かは買い物に行ったりもしますが、基本的には体力作りと、シーズン中に見つけた苦手なものを潰すための練習をしている」というように、クライミングを心の底から愛しているようだ。
KAI SAKAKIBARA
榊原 魁 (BMX)
BMXレースのトップ選手の仲間入りを果たし、今年はメディアに登場する機会も劇的に増えた榊原 魁選手。
「今シーズンは、19歳でBMXのエリートクラスに入ってから4年めを迎えた年でした年を重ねるごとに少しずつレベルアップできていると思いますし、今年のワールドカップでもベストパフォーマンスを発揮できたと自負しています。妹の爽もエリートクラスに入り、多くのレースで結果を残すことができました。それもあって、榊原の名を世界に知っていただけたのかとも思っています」と大きな手応えを語ってくれた。「来年に向けては、2020年の東京オリンピックの選考がもうはじまっているので、そこで結果を出せるようにこのオフシーズンもしっかりトレーニングをして、自信満々で試合に挑んでいきたいですね」
ジャケット36万3000円、パンツ11万1000円、ニット9万1000円、シューズ31万円(以上ベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
ところで榊原選手は、誰もが羨む長身でモデル体型の持ち主だが、さぞかしお洒落にもこだわりがあるのでは!?
「お洒落をすること自体は好きなのですが、実はそういった格好をする機会がほとんどないんです。いつもトレーニングが中心の生活をしているので、ストレッチの効いた動きやすい服ばかり着ています。チャンスがあれば、スーツもしっかり着こなしてみたいと思っています」という言葉を具現するかのように、授賞式では華やかな配色のセットアップを着用した。
「普段、自分が着るような色とは違う洒落た色なので、ちょっと照れちゃいますが(笑)」と本人は謙遜するが、ステージではBMXレースの表彰台に立っているときに負けないくらい輝いていた。
YUKI OTSU
大津祐樹(サッカー)
今シーズンから横浜F・マリノスに完全移籍を果たし、“攻守の要”としての新境地を切り開いた大津祐樹選手。
「移籍初年度ということで、自分としては大きなことに挑戦する年だと心に決めて戦ってきました。そういった経験によって自分の可能性を広げ、大きく成長できた一年だったと思っています」と、マリノスでのファーストイヤーを総括してくれた。
「今年は結婚もして生活環境も大きく変わりましたので、1つの大きな転機でもありました。今年一年で成長できたことを来シーズンにつなげて、チームがタイトルを取れるように貢献をしてきたいですね」と、闘志あふれる一面も見せてれくれた。
ジャケット36万円、シャツ3万6000円、チーフ1万6000円、デニムパンツ9万6000円、ベルト4万9000円、シューズ12万9000円(以上エトロ/エトロ ジャパン)、その他はスタイリスト私物
ピッチ上で一際輝きを放つ大津選手だが、普段のお洒落に関しては「割とシンプルな格好をすることが多い」のだとか。
「これじゃなきゃいけないというこだわりも意外となくて、着てみて自分にしっくりくるものなら何でも着ちゃいますね。ただ今年は、普段着でもコートをよく着ているかもしれせんね」と。固執することなくいろんな服を着る自由な感性の持ち主だからなのか、授賞式で着用したチェック柄のジャケットも、気負わずに着こなせていて素敵でしたね。
TAKASHI TORITANI
鳥谷 敬 (野球)
授賞式では、とりわけ多くのフラッシュを浴びていた鳥谷 敬選手。今シーズンは、いったいどんな一年だったのだろうか。
「今年は試合にもほとんど出られなく、チーム自体も6位という結果に終わり、今まで野球をやっていて一番うまくいかなかった年かもしれませんね。ただ、自分の成績だけでなく、チームも最下位というところからの出発になるので、逆にいえばもう上に上がるしかないわけですから、自分自身を見つめ直して強化すべきところをしっかり強化して来シーズンに挑んでいきたいと思います」と新たな決意を語ってくれた。チームの指揮官が矢野監督に代わり、ポジションもフラットに見てくれるという。「自分が一番動きやすいショートで勝負してみたい」という気持ちも芽生え、日々トレーニングに取り組んでいる。
スーツ32万円、白Tシャツ3万6000円、ストール7万1000円、ブーツ8万8000円(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)、その他はスタイリスト私物
そんな鳥谷選手は最近、ゆったりとしたシルエットのワイドパンツが気に入っていてよく穿くのだとか。
「数年前まではデニムにしてもピタッとしたシルエットのものばかりだったのですが、今年はダボっとしたシルエットを穿くことが多くなったかもしれません」。授賞式では黒を基調にしたテイラードスタイルに身を包みながら、パンツは今の気分に合ったピタピタすぎないちょっぴりワイドなものを着用。ステージに現れた瞬間に大声援が巻き起こっていたので、その格好よさはきっとホームラン級だったはず!
RYOHEI KATO
加藤凌平 (体操)
体操界からは、初の受賞者となった加藤凌平選手。
「今年は、競技では少し苦しかった一年かもしれません。それでもコナミスポーツというチームとしては全日本シニア選手権で団体優勝を果たすことができ、よい一面もありました」と今シーズンを振り返ってくれた。では、来年に向けてどんな決意と思いを抱いているのだろうか。
「目前に迫ったオリンピックにも言えることですが、やはり団体で勝つためには個の力が必要になってきます。ですから、個人でもメダル争いができるような力をつけ、それを団体に結びつけていきたいと思っています。今年世界1位と2位になった中国とロシアの体操を見てみると、質がほかの国とは違うという印象を受けました。今までは日本が1位だったので日本の体操を基準にしていましたが、これからはそうした意味でも中国やロシアの選手の技を研究し、取り入れていく必要性も感じていますね」
チェックテイラードジャケット13万円、グリーンニット2万1000円、ホワイトオックスフォードBDシャツ1万6000円、シルクボウタイ1万4000円、グレーデニムパンツ2万7000円(以上ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン)、その他はスタイリスト私物
そんな熱い闘志を抱く加藤選手だが、普段の格好はリラックスした装いが好みのようだ。
「体操をやっていると肩まわりががっしりしていてウエストが細いので着られる服が意外と限られてしまいます。それでも、最近流行っているビッグシルエットの服は、この体操体型でも着やすくて心地いいのでよく着ますね。あと、とにかく肌触りが気持ちいい服が好きで、タオルのようなパイル素材のTシャツやロンTは何枚も持っています」。そんな加藤さんは、授賞式のステージに、チェック柄ジャケット姿で登場してくれた。
「蝶ネクタイも初めてつけたので照れましたが、まわりのアスリートの皆さんは高身長の方が多かったので、この装いなら目立つかと思って挑戦しちゃいました(笑)」
ARASHI KATO
加藤 嵐(サーフィン)
今シーズン、JPSAショートボードシリーズのグランドチャンピオン三連覇という快挙を成し遂げた加藤嵐選手。「二連覇を経て挑んだシーズンとういことで、まわりから追われる立場として戦った年でした。みんなが自分を倒しにきているということも感じていましたし、ジャッジの目も厳しさを増した印象も受けました。でも、そうしたプレッシャーに負けることなく、よい刺激を得ながら結果を出すことができたと思っています」と。実力派の若手選手の活躍も目立ったこのシーズン、全力で戦いきった手応えを語ってくれた。
ワックスドジャケット8万8000円、シャツ2万8000円、ブーツ7万8000円(以上ベルスタッフ/ベルスタッフ 銀座ストア)、ジャケット5万2000円 パンツ2万9000円(以上チルコロ 1901/トヨダトレーディング プレスルーム)、その他はスタイリスト私物
そんな加藤選手は、どんなお洒落を好むのだろうか。
「ほとんど毎日のように海にいるので、基本的にはTシャツやデニムといったラクな格好が多いですね。足元は裸足が基本なので、サンダルばかり履いていますし。ただ、寒さが厳しくなるこの時期になると、さすがにサンダルばかりというわけにはいかないので(笑)、デニムにブーツというパターンのお洒落も楽しんでいます」と語ってくれた。授賞式のステージにもブーツ姿で登場。バイカージャケットを合わせた、ちょっぴりワイルドなカジュアルを披露してくれた。その威風堂々とした佇まいがサマになるのは、やっぱり前人未到の3連覇を達成したグランドチャンピオンならでは!?
一流アスリートにふさわしいアイテムを表彰する特別賞“Athlete’s Favorite Award”ではテスラ モデル3が表彰。
フラッグシップモデル、モデルSの系譜を引き継ぐ、最新型量産モデルのテスラ モデル3は、音もなく、瞬時に加速する、まるでアスリートが走り出す姿を彷彿させるスマートな電気自動車。まさにアスリートのような秘めたるパワーを持ったクルマ。航続距離、パフォーマンス、安全性、そしてテクノロジーを併せ持ち、世界の持続可能エネルギーへのシフトを加速するというテスラが掲げるミッションを達成する上でも重要な1台。大人5人が快適に乗車でき、高効率のパワートレインにより最速3.3 秒で時速60マイルまで一気に加速する。
●エトロ ジャパン
TEL:03-3406-2655
●オンワード樫山 お客様相談室
TEL:03-5476-5811
●ジョルジオ アルマーニ ジャパン
TEL:03-6274-7070
●トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567
●ベルスタッフ 銀座ストア
TEL:03-6263-9978
●ベルルッティ・インフォメーション・デスク
TEL:0120-203-718
●ラルフ ローレン
TEL:0120-3274-20
styling : Kim-Chang,Masahiro Enomoto,Takumi Tagawa,Takeshi Yanagawa(remix)hair&make-up : Tadayuki Suyama,Akito Teramoto text : Takumi Endo