第7回“アスリート ドレッサーアワード”体操 加藤凌平
強靭なメンタルを武器に、個人戦でもメダル獲得を目指す!
順大1年生で2012年ロンドン五輪に出場して以来、2016年リオ五輪まで5年間ずっと日の丸を背負い続けてきた加藤凌平選手。“ゆか”を得意種目として体操ニッポンの躍進を支え続けてきた選手のひとりだ。
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そんな加藤選手が輝きを放った試合といえば、やはりリオ五輪の決勝だろう。団体総合予選の全6種目の中の5種目で最も重圧がかかるといわれる1番手を任された。さらに、団体決勝ではエースの内村航平選手に次いで2番めに多い5種目をこなし、すべてノーミスの会心の演技を見せて12年ぶりの団体金メダル獲得の原動力となったのだ。
力を発揮すべきときに力を発揮でき、オリンピックのような大舞台でも動じない強靱なメンタルは、加藤選手の大きな武器。それを高く評価している内村選手も、リオ五輪の“MVP”は加藤選手だと称賛していたという。
日本体操界の中心選手としての闘志
その一方で、リオ五輪ではロンドン五輪後に掲げた“個人総合で金メダル”を狙うという目標は達成できず、新たな課題と向き合うターニングポイントにもなった。個人でもメダル争いができる選手になりたいという闘志が芽生えたのだ。
そして、かつては団体戦で勝つために磨いたミスのない演技構成に力を注いできたが、現在は個人戦で勝つために求められる演技構成の難度を上げる努力を重ねているという。そして、3月にカタール・ドーハで開催された種目別ワールドカップのドーハ大会に出場した際は、エントリーした4種目すべてに決勝進出を果たしたうえで、得意種目のゆかでは3位に輝き、進化の片鱗を見せはじめている。
アイドル顔負けの甘いマスクに、日本体操界の中心選手としての闘志を秘めた加藤選手。授賞式では、試合で観客を魅了するダイナミックな技とはまた違う、華やかさでステージを盛り上げてくれるかもしれない!?
今回の受賞を励みにさらに練習に精進!
加藤選手は今回の受賞についてこう話す。「私の競技面以外の部分にも注目いただき、ファッションやライフスタイルにこだわりのある選手を選出する賞を、今回受賞できて非常に光栄です。今回の受賞を励みに、体操競技により注目していただけるよう、さらに練習に精進し、期待に応えていきたいと思います。」
1993年生まれ。コナミスポーツ体操競技部所属の体操選手。順天堂大学卒業後、株式会社コナミスポーツクラブに入社し、体操競技部メンバーとなる。世界選手権大会は、2013年アントワープ大会で個人総合銀メダル、2014年南寧大会で平行棒銅メダル、2015年グラスゴー大会で団体総合金メダルを獲得。オリンピックの男子体操団体総合では、2012年ロンドン大会で銀メダル、2016年リオデジャネイロ大会で金メダルを獲得。得意種目は"ゆか"。
加藤凌平選手ら受賞者6名が一堂に会する
“アスリート ドレッサー アワード”は12月8日開催!
●第7回 アスリート ドレッサー アワード
日時:12月8日(土)15:00~17:00
場所:有楽町マリオン センターモール(阪急メンズ東京前)
※授賞式&トークショーのほか、マイケルカネコによるミュージックライブ、ファッションスタイリングショーなどもあり。会場には〈テスラ〉モデル3を展示。観覧無料。