ダメージデニムを合わせてもなぜか上品!
品よく見える魔法のニットといえば ここ以外に見当たらない!?
大人らしいスタイルに格上げをしてくれる魔法のようなアイテムのひとつが、そう、ニット。柔らかく優しい印象で、余裕ある大人にも見せてくれるから着ない手はない。なかでも希少なウールを使い、ハイゲージで編み上げたニットは見た目も着心地も最高だ。そこから生まれるドレープは、見るからに上質。ハードなダメージデニムを合わせたとしても、必ずやその着姿を格上げしてくれる。ニット選びにもしも迷っていたら、まずは迷うことなく〈ジョン スメドレー〉を手に取るのが正解だ。
- TAGS:
- Fashion
派手なロゴやタグがないのに、ぱっと見で〈ジョン スメドレー〉のニットとわかる。それは、上質な素材と美しい編みへのこだわりによるものだ。創業は1784年。100年ブランドなどザラにあるイギリスだが、〈ジョン スメドレー〉はその中でも屈指の老舗であり名門。なにせ、同ブランドが創業当時から稼働し続けているファクトリーは世界遺産に登録。もちろん、英国王室号王達の証であるロイヤルワラントも取得している。
そもそもは綿糸の紡績と生地作りに端を発する〈ジョン スメドレー〉。素材へのこだわりは確かだ。今回紹介するウールニットにおいては、すべてニュージランドの契約牧場から仕入れたファインメリノウールを採用。ウールにしてシルクのような美しい光沢と、極上になめらかな肌触りを楽しめる。それら光沢と肌触りは、編みによってももたらされる。
〈ジョン スメドレー〉のハイゲージニットは、30ゲージというかなり細かく繊細な編みになっている。ゲージは数値が高くなるほど細く密度が高くなるのだが、一般的にハイゲージと呼ばれるニットは12からと聞けば、いかに〈ジョン スメドレー〉のニットの編み目が細かいかがわかるだろう。さらに、シンプルなデザインやトレンドを押さえつつもベーシックなカラバリが揃うのも見どころ。トレンドやスタイルを問わず合わせられ、一見して上質だとわからせてくれる〈ジョン スメドレー〉のニットは、だから大人に必須と言われるのだ。
定番色シルバー、新色ハードウィックオレンジ。各5万600円(以上ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)
定番で展開するクルーネックニット。上質なファインメリノウールを30ゲージで編み立てることで、美しいドレープを描く。日本人の体型にマッチするモダンフィットは、ワイド過ぎずタイト過ぎない、エバーグリーンな着姿に。17ものカラバリも見どころで、ハードウィックオレンジは今季の新色となる。
定番色ブラック、新色モンタギューブルー。各5万7200円(以上ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)
上の“スキャンラン”と同じファインメリノウールを、30ゲージで編み立てたカーディガン。クルーネックと同じ編み方でシルエットもモダンフィットなので、アンサンブルで楽しむこともできる。こちらも14ものカラバリを揃え、モンタギューブルーが今季の新色となる。
新色キーツブロンズ。5万1700円(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)
繊維が細いファインメリノウールは、肌にチクチクと刺激を与えないのも大きな魅力。細番手の糸で編んだ30ゲージニットなら、タートルネックも快適に着られる。太すぎず細すぎないモダンフィットは、単体ではもちろん、ジャケットのインナーとしても理想的だ。こちらは新色のキーツブロンズ。
新色リチャードソングリーン。5万7200円(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)
長袖のニットポロやラガーシャツなどがトレンドの昨今。その中でも上質感を楽しみたいなら、〈ジョン スメドレー〉の“ドーセット”が狙い目だ。やや幅のある襟は、クラシックな趣あり。ほどよくゆとりのあるイージーフィットは、下に重ね着をしてもかさばらない。
ブラック。5万3900円(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)
これからのシーズンに重宝するシングルモックネック。こちらは新作で、ファインメリノウール、30ゲージ、そしてモダンフィットを採用している。モックネックは通常2枚重ねになるところ1枚にすることで薄手になり、ドレーピーなシルエットとスッキリとした首元を両立する。
ミッドナイト。6万500円(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)
季節の変わり目の中途半端なシーズンにこそ、首元にアクセントがあるヘンリーネックはお役立ち。本国イギリスでは展開のない日本別注モデルとあって、シルエットも日本人の体型にマッチするモダンフィットに。Tシャツなどを重ね着した際にバランスがよく、かつほどよくゆとりのあるネックはこなれ感演出にもひと役買ってくれる。
⚫︎リーミルズ エージェンシー
TEL:03-5784-1238
https://www.johnsmedley.jp/
photo : Tomoo Shoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Masafumi Yasuoka