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FASHION ファッション

2022.12.24


ニットの種類を知れば、ネットショッピングも安心!

一気に寒くなってきた今日この頃。となれば、ニットの出番だ。最近スウェットばかり着ていたという人も、ダッフルコートやワックスコットンジャケットといったトラッドなアウターが人気を集める中とあっては、やはりニットが気になるところだろう。ニットとひとくちに言っても、種類は様々。種類が変われば、風合いだけでなく保温性も異なってくる。ということで、今一度素材ごとの特性を学んでおこう。

ニットを買うとき見るべきはタグ!
■なぜニットの種類知っとくといい?■
理由1:欲しい風合いを狙って探せる
理由2:コートなどとのマッチングが正しくできる
理由3:ネットショッピングが安心


服地には大きく分けて2種類ある。それが、織り物と編み物だ。前者は縦糸と横糸を交差させ布地にしてゆくが、後者は結び目によって作るのが特徴。ニットは後者となる。

そんなニットも、素材が変われば風合いがまるで違う。今回は、秋冬のニットでよく使われる獣毛について紹介したい。獣毛とは、読んで字の如く獣の毛のこと。ウールが最も一般的だが、そのウールにも種類がある。今回は、カシミア・ラムウール・メルウール・モヘヤ・ヤク・アルパカに注目。それぞれがどんな動物から採取されているのか、そしてどんな特徴があるのかを知っておけば、ネットショッピング時の参考に大いになるはずだ。 

 

◆◆ニットの種類はコチラ!◆◆

01
【カシミヤ】

高級ニットでお馴染みのカシミヤは、カシミヤ山羊から採取される。数ある獣毛の中でも特に繊維が細く、そのため軽く柔らかで肌触りもサラリとしている。それでいて、弾力性、保温性、保湿性に優れているのが特徴。

11万8800円(ジ エルダー ステイツマン/サザビーリーグ)

触っただけで上質さが
伝わってくる高級ニット

カシミヤの上質な風合いを楽しみつつ、さらにパームツリーモチーフの刺繍が遊び心もアピール。ラグジュアリーなカシミヤニットにおいても海を感じさせるアプローチは、実に西海岸発のブランドらしい。 

 

02
【ラムウール】

羊毛から採取されるのがウール。その羊にはいくつか種類があり、ラムウールは生後6ヶ月程度の子羊から採取されるものを指す。若い毛とあって繊維が細く、光沢があるのが特徴。チクチクしないのも大きな魅力だ。

4万5100円(ドルモア/バインド ピーアール)

チクチクしがちな首まわりも
ラムウールなら大丈夫

変形ケーブル編みが、トラッドにしてモダンさも両立する1枚。ナチュラルなオフホワイトカラーが、見た目にも暖かい。肌触りのなめらかなラムウールは、こんなボトルネックニットにおいてまさにうってつけだ。 

 

03
【メリノウール】

メリノ種の羊から採取されたウールを指す。ほかのウールと比べて肌触りの柔らかさや吸湿性、保温性、抗菌性などに優れている、ウールニットにおける高級種だ。ゆえに、プライスもそれなりに高価。

5万2800円(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)

上質なウールの風合いを
あえてラフに楽しんでみる

メリノウールを30ゲージで編み上げたクルーネックニット。上質感を存分に訴えながらも、ボリュームのあるシルエットやスウェットを想起させるVガゼットなど、ストリートな雰囲気も楽しむことができる。 

 

04
【モヘア】

カシミヤと同じく、山羊の毛から採取されたもの。ただし、モヘアの場合はアンカラ地方に生息するアンゴラ山羊から採取されたもので、毛足が長くやわらか、表面がなめらかとあって光沢が強いのが特徴。

4万6200円(エイチ ビューティ&ユース)

今シーズン注目のモヘアは
こんな1着こそが狙いどころ

イタリアのリネアピュー社製モヘアを採用したニットカーディガン。モヘアの特徴である毛足の長さを生かしたシャギーな風合いは、ヴィンテージな雰囲気ながらその強い光沢がラグジュアリーでもある。 

 

05
【ヤク】

標高3000メートル以上の高地に生息する牛の仲間。寒暖差の激しい過酷な環境を生き抜くため、保温性が非常に高いのが特徴。カシミヤに匹敵すると言われるほどだ。それでいて繊維は実に繊細で、蒸れにくい。

6万4900円(サイド スロープ/ヘムト PR)

ついヘビロテしてしまう
そんなニットがこちら

モンゴルの遊牧民によって育てられたヤクの毛を使用。糸から編みまで現地で行った、こだわりの1枚だ。シワになりにくく防水性も備えるヤクの毛をミラノリブで編み込み、ジップを配しスポーティな仕上がりに。 

 

06
【アルパカ】

南米原産のラクダ科から採取される。アンデス山脈の高地で生息するとあって保温性が高く、なおかつシルクのようななめらかさと光沢が特徴。生息数が少ないことから生産数も少なく、ゆえに希少とされる。

12万5400円(ファニ レママイヤー/真下商事)

ファッション性と実用性
その両立を体現した1着

好発色に染め上げるには、原毛の質が重要。こんなマルチカラーでの表現は、つまり上質なアルパカが使用されている証だ。匂いがつきにくく乾きやすい、そして耐久性にも優れていると実用的な側面にも注目を。

同じニットでも、種類が沢山あることがわかってもらえただろうか。だが、同じ素材でも、ゲージが異なるとまるで風合いが異なってくる。ゲージとは、針の密度を示す単位で、この数字が高ければ高いほど密度が高い=目が細かい、つまりフラットでサラッとした風合いになる。ゲージについての詳しい説明は、またの機会に。 

 

 
Information

●エイチ ビューティ&ユース
TEL:03-6438-5230

●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937

●バインド ピーアール
TEL:03-6416-0441

●ヘムトPR
TEL:03-6721-0882

●真下商事
TEL:03-6412-7081

●リーミルズ エージェンシー
TEL:03-3473-7007

写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=安岡将文
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa  text : Masafumi Yasuoka
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