この勢いは止まらない!
今、絶好調に人気の〈アミ パリス〉、 大人ウケがいいのはなぜ?
“ハート”と“A”を組み合わせた、アイコニックなモチーフ。フランス・パリ発のブランド、〈アミ パリス〉が、今多くの人から人気を集めている。しかも、メンズ、レディスともに、はたまた若い世代からオジサン世代までと幅広く。同ブランドのアイテムは、いわばニューベーシック。アイコニックでありながらもリアルクローズとして取り入れやすいデザインが、多くの人を引きつけているのだ!
- TAGS:
- Fashion
設立は2011年。〈ディオール〉や〈ジバンシィ〉などで経験を積んだ、フランス・パリ生まれのデザイナー、アレクサンドル・マテュッシによってローンチされた。同ブランドといえば、ハートとAを組み合わせたロゴが有名。これは“アミ ドゥ クール”と名付けられ、“心の友”を意味するのだが、実はブランド名のAMIはアレクサンドル・マテュッシの頭文字に由来するとともに、フランス語で友達という意味でもある。
同ブランドのデザインは、比較的シンプルでベーシック。それでいて、モード感を匂わせるのが特徴。つまり、リアルクローズにしてハイセンスというわけだ。あくまでも着る人が主役というデザイナーの哲学は男女ともに多くの共感を生み、さらに世代も超えて支持されるように。日本には2015年に上陸するが、その後怒涛の勢いで全国に新店舗をオープンさせているのがその証拠だ。
AMI PARIS
まずは手に入れたい
◆◆定番人気の赤ハートマーク!◆◆
右から、白パーカ3万5200円、黒カーディガン4万6200円、黒ニット5万3900円、白Tシャツ1万4300円(以上アミ パリス/アミ パリス ジャパン)
ブランドのアイコンであるハートとAをあしらったスウェットやニットカーデ。〈アミ パリス〉を楽しむなら、まずは手に入れておきたいところ。スウェットにはオーガニックコットンを、ニットにはエクストラファインメリノウールを採用する。
大ハートTシャツ各1万9800円、小ハートTシャツ各2万6400円(以上アミ パリス/アミ パリス ジャパン)
ハートとAのロゴをあしらいつつ、ボティと同色で刺繍したこちら。ロゴのサイズは大小あるが、どちらにせよさりげなく楽しめる。素材はオーガニックコットン。ボクシーなシルエットはほどよくリラックス感があり、デイリーにヘビロテしたくなる。
ダウンジャケット42万7900円(アミ パリス/アミ パリス ジャパン)
トレンドのワイドシルエットに仕上げたダウンジャケット。ラムレザーとの組み合わせはボリューム感と相まって一見ストリートな印象を強めるが、着丈を短めにすることであくまでモードに見せている。そのあたりのバランスが、ここらしさ。
ケーブルニット8万5800円(アミ パリス/アミ パリス ジャパン)
英国トラッドな雰囲気をまとったケーブル編みニット。素材はヴァージンウール。こちらはドロップショルダーになったワイドシルエットで、ゆったりとした着心地を楽しませる。ダウンジャケット同様に、過剰なワイド感がなく品のいいシルエットに仕上がっている。
デニムパンツ3万7400円(アミ パリス/アミ パリス ジャパン)
アメリカンワーク的な土臭さを存分に楽しませてくれるデニムコレクション。この1本もハードな色落ちを披露するとともに、ローウエスト、ロークロッチと、ルースなシルエットが実に武骨。さらに太めなワイドシルエットだが、微テイパードパンツで野暮ったさは皆無。
スニーカー5万1700円(アミ パリス/アミ パリス ジャパン)
‘80年代のバスケットシューズやテニスシューズを想起させるスニーカー。スムースレザーとスウェードをコンビ使いし、ベルクロをプラス。ソールの厚みもあり、シンプルなホワイトベースながら足元で存在感を示す。上のワイドデニムとも好相性だ。
ベーシックなデザインを軸にしつつ、トレンドをさりげなく匂わせてくれる。それはつまり、初心者にも上級者にも嬉しいデザインということ。一度袖を通せば、流行であるというだけでない〈アミ パリス〉の使い勝手のよさにきっと気づくはずだ。
●アミ パリス ジャパン
TEL:03-3470-0505
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Masafumi Yasuoka