〈ディーゼル〉驚きと新鮮さ、そして実用性も兼ね備えたデニム×ニットのジャケット
前と襟はBCI コットン100%のデニム生地を使用したサスティナブルな1着。背中と袖はニットに切り替えられていて新鮮。上にジャケットを羽織ってもかさばらない。6万500円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)
思われたい!?
私脱いでもすごいんです、とは1995年に話題になったエステサロンのCMの名台詞。今回紹介したいこの〈ディーゼル〉のジャケットは、まさにそれ! たるんだカラダに嫌気がさしているみなさんにも朗報かも!? まずは、このジャケットの上にMA-1でも、チェスターコートでも手持ちのアウターを重ね着してみてほしい。腕の部分がニットになっているから、いつもの“ゴワゴワ”がないのが嬉しいはず。でも、これでは“脱いでもすごい”とはならない。
ここからが真骨頂。それは、上に着たアウターを脱いだときのまわりの“えっ!?”っていう驚きの反応。ニットの上にデニムベストを重ね着しているのかなっていう鋭い読みのさらに上をいく大胆な切り替えが目を引くはずだ。これをデザインしたのは、今シーズンから〈ディーゼル〉のクリエイティブディレクターに就任した、グレン・マーティンス。実験的なクリエイションで有名な彼が、素材の組み合わせや視覚の面白さを意図したのだろうか!?
豊かなデザイン性と重ね着上手な実用性。さらに、「私脱いでもすごいんです!」と言わんばかりのサプライズつき。引き締まったカラダを見せるのは無理でも、これなら思いっきり見せることができるでしょ!?
後ろ姿はこんな感じ。フロントのデニムの男らしい印象とは打って変わって、優しい表情を見せるニット。大人の男たるもの硬軟織り交ぜた二面性を持ち合わせて! というメッセージかも!?
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
雑誌『Safari』1月号 P105掲載
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