7月26日、スコットランドのグラスゴーにあるグラスゴー・クイーン・ストリート駅周辺に、黒いコスチュームに身を包んだ人物が現れた。よく見ると、それはアメコミヒーローのバットマン! そして彼がまたがっているのは、もしかして専用バイク”バットポッド”!?
前方が2輪、後方が1輪仕様のバイクは、装甲も厚くまるで戦車のよう。前輪のサイドにはマシンガンのような銃火器も備え、武装も完璧。でも、前輪部分を確認してみると大きな2つのタイヤはダミーで、その下に、小さいタイヤが隠されているのがわかる。前方の2輪はCGで描写するのかもしれない。
このような重装備だと、さすがに車体も相当な重量なはず。そのため、移動する際にはスタッフが2人がかりで動かしている様子も見られた。
真横から見ると、その大きさと迫力がよくわかるはず! 小回りは利かないように見えるが、直線でのスピードはとんでもなく速そう。もちろん、劇中ではこのバットポッドに乗りながら、敵と激しいチェイスシーンを繰り広げるはず。いやはや、どんなシーンになるのか、作品の完成が待ち遠しくて仕方ない。
「では、このバイクは実際には動かないんだね?」いえいえ、ご覧のようにロケ撮影では、道路を爆走するシーンも収録した模様。装甲車らしき車両も確認できたので、戦闘場面の一部を撮ったのかもしれない。
で、なんの作品を撮影していたのかというと、これは映画『ザ・フラッシュ』(原題)。DCコミックのヒーローが実写映画でクロスオーバーする”DCエクステンデッド・ユニバース”のひとつで、フラッシュ/バリー・アレンが主人公の物語だ。先日お伝えしたように、2人のバットマン(ベン・アフレックとマイケル・キートンがそれぞれ扮する)やスーパーガールも登場。フラッシュ役はエズラ・ミラーが務めている。こちらのバットマンは、スーツの見た目から推測するとベン・アフレックが演じるバットマンのようだ。
映画『ザ・フラッシュ』(原題)は、2022年11月4日に全米公開予定。