Demi Moore[デミ・ムーア]
ギリシャで休暇を楽しんでいるのは俳優デミ・ムーア。1962年生まれ、ニューメキシコ州出身で現在59歳。モデルとして活動したのち、1981年『恋人たちの選択』でスクリーンデビュー。1985年『セント・エルモス・ファイアー』などに出演し、1990年『ゴースト/ニューヨークの幻』の世界的大ヒットで一躍スターダムにのし上がった。
『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)
『ゴースト/ニューヨークの幻』は、暴漢に殺された銀行員サム(パトリック・スウェイジ)が幽霊になってまでも陶芸家の恋人モリー(デミ・ムーア)を守ろうとするロマンティックファンタジー。夜中にロクロを回すモリーを、サムが後ろから抱きしめるシーンは映画史に残る名場面だろう。ちなみに本作で、霊媒師役を演じたウーピー・ゴールドバーグがアカデミー賞助演女優賞を獲得している。
『ア・フュー・グッドメン』(1992年)
透明感のあるヒロインを演じたデミが、凛とした印象を与えたのが軍事法廷サスペンスの『ア・フュー・グッドメン』。米海軍基地で起きた殺害事件の容疑者を弁護する内務調査部ギャロウェイ少佐に扮し、トム・クルーズ、ジャック・ニコルソンらと火花を散らした。数々のヒット作に出演したことで、人気も不動のものとなっていき、ストリッパー役を演じた1996年『素顔のままで』では、ギャラが当時の女優の史上最高額1250万ドルとなった。
『G.I.ジェーン』(1997年)
名実ともにトップ女優へと登りつめた彼女がファンを驚かせたのがリドリー・スコット監督の『G.I. ジェーン』。米海軍特殊部隊の訓練プログラムに挑戦することになったジョーダン・オニール大尉役を、丸刈りとなって熱演した。その後も途絶えることなく精力的に映画やドラマシリーズに出演してきたデミ。そんな彼女の最新作は、映画『The Substance(原題)』。バイオレンス映画『REVENGE リベンジ』で長編映画デビューした女性監督コラリー・ファルジャがメガホンを取り、脚本も務める作品で、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のマーガレット・クアリーと共演する。詳しい内容は明らかになっていないが、米DEADLINEによると血や内臓が飛び散るボディホラー作品になるという。映画『The Substance(原題)』の公開日は今のところ未定。