4月8日から公開された『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。最新作では、シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者ニュート(エディ・レッドメイン)とキーパーソンとなる“史上最も偉大な魔法使い”ダンブルドア先生(ジュード・ロウ)がマグルたちと寄せ集めのデコボコチームを結成。未来を見る能力を持ち、魔法界と人間界の支配を企む史上最悪の“黒い魔法使い”グリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)の野望を阻止するために立ち上がるという物語になっている。
監督はデヴィッド・イェーツ。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』まで、4作品の監督を務めあげた、“最も魔法ワールドを理解する”人物だ。
David Yates[デヴィッド・イェーツ]
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で監督に抜擢されたデヴィッド・イェーツは、その後の3作品を含め、シリーズを大ヒットに導いた人物。その実績を買われて、『ファンタスティック・ビースト』シリーズも引き続きメガホンを取ることに。ところが『ハリー・ポッター』とは違い、『ファンタスティック・ビースト』シリーズには原作がないうえに、魔法ワールドの生みの親J.K.ローリングが脚本を務めている。
これは何とも大変な作業に思えるのだが、イェーツの反応は実に前向きなもので、「脚本を練る段階から、ジョー(J.K.ローリング)とコラボレーションできて楽しかった。『ファンタスティック・ビースト』シリーズは原作を脚色するのではなく、一からストーリーを構築することができたから。魔法ワールドの生みの親であるジョーと直接やりとりしながらの作業は面白く、それは大きなメリットだった。ジョーは言うまでもなく、この世界の裏も表も知り尽くしているから」と語る。一方、J.K.ローリングも「イェーツ監督はストーリーの世界観を十分に理解していますから、共同作業はスムーズに運びました。デヴィッドが監督として手を上げてくれたときは、本当に嬉しかったです」と振り返る。このコメントから、2人の関係性のよさや、互いの魔法ワールドの理解度への信頼が伺える。
さらに、『ハリー・ポッター』シリーズ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ全作のプロデューサーを務めるデイビット・ヘイマンも、監督としてのイェーツに絶大な信頼を寄せている。「イェーツの素晴らしいところは、何よりも人物像、つまり、キャラクターや感情、ドラマに興味があるところだ。キャラクターの表層の奥に何があるのかを探る人。人物を”タイプ”として考えるのではなく、そのキャラクターが一個人として一体どういう人物なのか、どんな闇を抱え、どんな徳を持った人なのか、じっくり考えてくれる。芝居の演出が細かいところもいいね」と話すほど。
誰よりも魔法ワールドを理解するイェーツによって描かれる、最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。作品の内容を知りたい人は、こちらの記事大人も満足する迫力のバトルが展開!『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』をチェックして!
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』
原作・製作・脚本/J・K・ローリング 監督/デヴィッド・イェーツ 出演/エディ・レッドメイン、ジュード・ロウ、マッツ・ミケルセン、アリソン・スドル、エズラ・ミラー 配給/ワーナー・ブラザース映画
2020年/アメリカ/上映時間143分
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