ハリウッドの中でも、スピルバーグ監督ほど、未知なるものとの出会いにワクワクさせてくれる監督はいない。宇宙人やAIロボット、はたまた恐竜まで、常に見たことのない世界を作り出し、観客の好奇心を掻き立ててきた。なかでも繰り返し描いてきたのが、“宇宙”との遭遇。人類の敵として描かれることも多い未知の生命体も、スピルバーグ作品では、友好的な隣人として現れる。
本作も、その系譜に連なる一作。タイトルの『ディスクロージャー・デイ(開示の日)』のとおり、物語の軸となるのは、政府が隠してきた“真実”。主人公たちはすべてを開示しようとするのだが、「真実が人の信念を揺るがすかもしれない場合、どう向き合うのかというのを問いかけている」と監督は語る。スピルバーグならではの壮大なエンタメ性を持ちながら、“真実を知ること”の意味まで考えさせる、ひと味違ったSF大作に仕上がっている。
監督 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : エミリー・ブラント、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース
10月1日(木)より全国公開
配給 : 東宝東和© Universal Studios.All Rights Reserved.
※『Safari』11月号212ページ掲載
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