Brooklyn Beckham[ブルックリン・ベッカム]
Nicola Peltz[ニコラ・ペルツ]
フランスのカンヌとニースの間にある海辺の町、アンティーブでバカンスを楽しんでいるのはデヴィッド・ベッカムの長男ブルックリン・ベッカム。この日は、妻ニコラ・ペルツや彼女の家族とともにオーストラリアの大富豪ジェームズ・パッカーが所有する豪華な大型ヨットでクルージングへ。ご覧のように大型ヨットから見事なダイブを何度もキメるなど楽しそうに過ごしていた。ブルックリンとニコラは4月に結婚したばかり。
そんなブルックリンは、ファッショニスタとしても有名。『Safari Online』でも何度も紹介してきたので、ご存知の人も多いはず。そこで今回は、そんな彼のこれまでのお洒落コーデを一挙ご紹介!
コーデに毎度といっていいほどに合わせるスニーカーが、真っ白な〈ナイキ〉“エア フォース 1”。シンプルだけど男らしい雰囲気を放つ1足だ。しかし、シンプルとはいえ、スニーカーのボリューム感で存在感がハンパないのは、さすが“エア フォース 1”。足元にコレがあるおかげで、白T×青デニのシンプルさも生きてくるってもの。
ダボッとしたグレーのスウェットパンツをスネの位置でソックスイン。まるで、“ニッカーボッカーパンツ”のようなシルエットにわざとしている様子。面白いことに、白スニ、白ソックスを着用。グレーのスウェットパンツと繋がるような色使いをしているから、不思議と着こなしに馴染んでいるのがわかるはず。それに、ダボっとしたスウェットパンツをそのまま穿くと、だらしなく見えてしまう場合もあるけど、裾をソックスにインすることで見た目がチェンジ。また違った印象が楽しめるってことにもなる。
ネイビーのゆったりブルゾンに合わせるようにストレートデニムを選択。比較的ゆったりとしたトップにゆったりストレートデニムを合わせるのは、今どきセレブの鉄板。ネイビー×白のシンプルカラーで着こなしたときこそ、今どきシルエットで魅せるという好例といえそう。
お決まりの“エア フォース1”には、今までならルーズなボトムを合わせているところ、この日は、ジャストフィットで丈感もちょうどいい、濃紺デニムをチョイス。かなりクリーンな印象に仕上げた。トップには、白Tにシャツジャケットを合わせて、好印象を呼ぶネイビー×白効果を発揮。全体の色合いにも統一感を出したことで、大人らしい清潔感もこのうえない。なかでもポイントは、ボトムに濃い色を持ってきていることだろう。コレ、コーデに安定感を生み出すテクです!
この日のスタイリングはシンプルなTデニコーデ。足元は、こちらも安定の“エアフォース 1”。ストレートデニムのシルエットと“エアフォース 1”のボリュームがしっかりハマっていて男らしい雰囲気を作っている。シンプルだけじゃ終わらないグラフィックTを選んで、コーデ遊び心を加えているのもさすがのセンス。
胸にメッセージの入った白パーカに、個性的なキャロットシルエットの黒パンツという着こなしで、ストリートを意識した骨太モノトーンスタイルに。’80sノリの〈アディダス〉の黒キャップを足していたり、ファットスニーカーではなくあえて〈ヴァンズ〉を合わせていたり、細部まで見事に計算された着こなしになっている。
黒コーデの差し色として、赤と黄色をうまく活用しているブルックリン。全身黒の着こなしはモードっぽさやストイックさが出やすいけど、写真のコーディネートでは暖色系の明るい色を足すことで、親しみのあるカジュアルに落としこんでいる。ベースの黒との相性もいいため、コーデに組みこみやすいイエローのニットキャップは、持っていて損のないアイテムといえそう!
父親譲りのファッションセンスを持ち、モデルや写真家として活躍の場を広げているブルックリン。カーキや黒を中心にした武骨なコーデに、ピンクのニットキャップを1点投入した姿を見れば、彼のセンスにも十分納得できるはず。なにしろこのピンクが非常に効いていて、あるのとないので大違い。試しに彼の頭部分を指で隠してみれば一目瞭然。ピンクがダークカラーの男クサさを緩和して、お洒落に格上げしているのがわかる!
腰穿きしたデニムやアクセ使いなどに独自のお洒落センスが漂い、どこか若い頃の父親を彷彿とさせる。そんな彼も、膝が大きく破れたダメージデニムを愛用。シンプルな着こなしに、さりげにワイルドさがプラスされているのがわかる。足元はデニムカラーと同じブラックのブーツを合わせてすっきり見せることで、ストリート系の若造ファッションとうまく差別化している。