ライフスタイルの変化により、以前にも増して機能性や耐久性、軽さが求められるようになった高級機械式時計。最近ではステンレスの枠にとらわれず、ケースに使われる素材もセラミックやカーボン、チタン、ゴールド、プラチナと枚挙にいとまがない。そこで〈クストス〉が発表したのは、サファイア クリスタルを使用したチャレンジ シーライナー P-S オートマティック サファイア。ムーブメントを包み込むケースがスケルトン仕様という、なんとも高級感のある1本。これが手元にあれば、コーデを格上げしてくれること請け合い!
通常の機械式時計は、金属や軽量合成素材でケースや裏蓋を作り、美しい仕上げを施した文字盤でムーブメントを閉じ、サファイア クリスタルの風防をかぶせるというのが慣例。けれども、〈クストス〉の新作は風防だけでなく、ケースにまでサファイア クリスタルを採用。ムーブメントの動きが手に取るように確認でき、感性を大いに刺激してくれる。
そして、特筆すべきは文字盤の作りも凝っていること。6時位置に配置されたスモールセコンドには、モデル名どおり船のスクリューを連想させる羽根車が取り付けられ、その動きを再現。さらに機械式時計のメカニズムをリンクさせるため、特殊な設計を施しているのも興味深い。
通常、センターセコンドはムーブメント中央部分にあるため、エスケープメント横のセコンドホイール(4番車)に取り付けられる。しかしエスケープメントが11時側にあるため、6時側にスモールセコンドを設置するデザインを優先するためにガンギ車から動力源をとり、新たに6時位置まで輪列を作成している。
また、スモールセコンドはスクリューの動きを実現させるため、駆動中に違和感のある動きが起きないようにアディショナルセコンドホイールの裏側から微弱な永久磁石で安定させる新技術を搭載。これはどの角度から見ても、美しく立体的に魅せるための〈クストス〉のこだわりなのだという。
年内発売予定。ケースサイズ53.7×41㎜、自動巻き、サファイアクリスタルケース、ラバーストラップ、50m防水。709万5000円(クストス/フランク ミュラー ウォッチランド東京)
サファイア クリスタルのケースと、ターコイズブルーの組み合わせが美しい〈クストス〉のシースルーウォッチ。着こなしにラグジュアリーな印象を加えてくれるので、まわりと差をつけたい大人にはうってつけ。発売は年内とちょっと先だけど、今から購入予定を立てておくのも楽しみができていいんじゃない!?
●フランク ミュラー ウォッチランド東京
TEL:03-3549-1949
URL:https://cvstos.jp/