香港から逆輸入で話題の“新感覚イノベーティブIZAKAYA” 〈センス トーキョー〉!
2023年夏、東京・外苑前にオープンした〈センス トーキョー(CENSU TOKYO)〉。フランス料理をベースに、オーストラリアやイギリス、香港、日本のフードシーンにインスパイアされた個性的な料理が味わえる。香港から逆輸入の“新感覚イノベーティブIZAKAYA”という話題性だけでなく、その美味しさに注目が集まっている。
2021年6月に香港・セントラルに、オーナーシェフの佐藤峻さんがオープンした<CENSU>は新感覚のコンテンポラリーレストラン。今では予約が取りにくく行列の絶えない話題の店となっている。’23年夏に東京・外苑前にオープンした〈センス トーキョー〉は、香港で人気のメニューに加え、日本の旬や食材の特徴を生かしたオリジナルのメニューもラインナップする。
今回は香港で人気のメニュー、そして、佐藤シェフが東京店を託し、同郷の後輩でもある〈センス トーキョー〉のオーナーシェフ、金須(きんす)郁幸さんによる、東京発のメニューなどを含む、約10品前後のおまかせメニュー“松 MATSU”(3種のワインペアリング付き。1万4800円)から数品を紹介していこう。
この日のスタートは、仏・ロワールのドメーヌ・デュ・プティ・コトー“ヴヴレー メトッド・トラディショナル”。優しい泡立ちの自然派スパークリングワインで、彼女と乾杯!
おまかせコースより、“生 SASIMI 鯛”。※画像はアラカルト(1480円)
おまかせコースより、“揚 FRIEDキャラメルコーン”。※画像はアラカルト(980円)
料理は、最初に刺身や野菜料理、揚げ物などおつまみ的な料理が4~6品ほど供される。フレンチをベースに和洋中の技法を巧みに取り入れて丁寧に仕込まれ、旬の食材の魅力を引き出した料理の数々。ルックスやネーミング、そして味わいや香りなど、ちょっとした驚きがあるのが楽しい。
おまかせコースより、“〆 GRAIN 海南チキンパエリア”。※画像はアラカルト(4800円)
“海南チキンパエリア”は、“海南チキンライス”と“パエリア”を組み合わせて再構築。帆立の出汁で炊き上げたパエリアに、オリジナルのマリネ液に漬けてから3日間ドライエイジングし、キッチンで食べる直前に焼き上げたチキンが乗る圧巻のひと皿。供されてすぐチキンにかぶりつけば、外はパリッと、中はジューシーな味わいに魅了される。少し酸味のある青ネギのソースをつけ、味変して味わうのもいい。続いて、チキンをほぐしライスや胡瓜と混ぜながら食べる。ミネラル感がありながらもすっきりと飲めるイタリア・ヴェネト州の白ワイン“メンティ リーヴァ アルシーリア”は、この料理にも、まだ少し暑さの残る宵にもよく合う。
おまかせコースより、“炭 GRILL サブトン”。※画像はアラカルト(3880円)
メインは和牛“ザブトン”の炭火焼き。火入れは絶妙で、薫香をまとった醤油が食をそそる。噛むほどに脂の甘み、赤身肉の旨みを堪能できる。こちらには、赤ワインのコート・デュ・ローヌ“キュヴェ・トラディション 2021 ファミーユ・リシュー”を合わせた。
一度訪れて、おまかせのコースを味わったら、次回はアラカルトでオーダーし、ナチュラルワインを飲みながらゆっくりと過ごすのもいい。
1階はオープンキッチンスタイルのカウンター
杉材を多用した店舗は、香港と日本の融合を感じるデザイン。1階はカウンターのみ、2階にはテラス席や一枚板の大きなアイランドテーブルも用意されているから、彼女とのデートだけでなく、友人と、あるいは親しい人たちと気軽なパーティーにもぴったり。みんなが知ってしまう前に、東京にできた新感覚グルメスポットに行ってみて!
●センス トーキョー(CENSU TOKYO)
住所:東京都渋谷区神宮前2-12-9
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜・不定休 ※詳細はインスタグラムで要確認
TEL:03-6434-5883
URL:https://censutokyo.com/official
※サービス料なし
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ライフスタイルジャーナリスト
美酒と美食はもちろん、ホテル、ビューティ、インテリアなどライフスタイル全般を得意とする。現在はラグジュアリーメディア、ビジネス誌、ホテル専門誌など幅広い媒体に寄稿。美味しいもの探求家でもあり、日々のシャンパーニュは欠かせない。