Tシャツ姿で違いを出すには?
シュワちゃん2世がうまいのは “ひと癖デニム”の使い方!
そろそろデニムにTシャツの夏スタイルが増えてくる季節。ただ、シンプルゆえに差をつけにくいっていうのが難点。とはいえ、人と違うモノを! とプリントTシャツで個性を出すといっても、あまりに派手だと大人らしくない。足元や小物使いを変えるといっても、やれることには限界が……。な〜んて、ちょっとネガティブな要素を並べてみたけど、改善策がないわけではない。それならいっそのこと、デニムそのもので個性を出してみるのはどうだろう。
というのも、あのシュワちゃんの息子のパトリックが、”ひと癖”あるデニムをお洒落に穿きこなしているから。彼が選んでいるTシャツはシンプルな無地やレタード(文字プリント)。そこにダメージ系をはじめ、個性的な顔つきのデニムを合わせている。Tシャツで個性を出すよりも、むしろ何だかこなれていて、大人っぽい印象すらある。これはおおいに参考になりそう! というわけで、さっそくパトリックのデニTスタイルを見ていこう!
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穴開きデニム
ワイルドながら大人なストリート風!
シンプルなレタードプリントの白Tシャツに、大胆なダメージ加工が入ったデニムを合わせているパトリック。ストリート風のワイルドさがありながらも、Tシャツやスニーカーが控えめだから大人っぽい。そのへんの小僧とは違う、こなれた雰囲気を醸し出しているのがわかるはず。少しオーバーサイズのTシャツを選んでトレンド感を出しつつ、ほどよいテイパードシルエットでスッキリ見せているのも好バランスだ。
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穴開き+ライン入りデニム
スポーティさを生かして遊び心を演出!
コチラのパトリックは、ダメージ加工の上にサイドラインの入った個性派デニムをチョイス。そのライン使いをTシャツともリンクさせて、スポーティさを最大限に生かしている。ブルーと白をベースにした爽やかな色使いに、ワンポイントの赤を効かせているのもうまい。このコーデではTシャツもやや変化球。トータルで計算して着こなすことで、嫌味なく大人の遊び心を演出することに成功している。
Style03
プリントデニム
リラックスした’80s風コーデ!
続いてコチラは、ハンドペイント風のプリントが入った味デニムを穿いているパトリック。トップにはオーバーサイズの黒Tシャツ、足元はボリュームのあるスニーカーを合わせて、どこか’80sのノリを感じさせる着こなしに仕上げている。夏の黒Tシャツは暑苦しく見せないのがポイント。その点、爽やかな色合わせとゆるめのシルエットで、上手にリラックス感を出しているのがわかる。
Style04
ウエストベルトつきデニム
タックインで個性派デニムを主役に!
最後に紹介するのは、ウエストベルトのついた変わり種デニムを取り入れたパトリックの着こなし。白無地のポケットTをデニムにタックインして、腰まわりのユニークさを強調。ハットやネックレスを上半身のアクセントにしつつ、基本的にはシンプル&クリーンにまとめている。デニムのシルエットも少し変わっていて、ワタリ部分にボリュームのあるタイプ。そこを計算に入れているから、Tシャツはジャストサイズにしてバランスを取っているというわけ。彼のファッショニスタぶりが伝わる、さすがの着こなしといえそう!
というわけで、パトリックの遊び心あるデニム使いはおわかりいただけたかと。マンネリを打破するためにも是非個性あるデニムパンツを取り入れたい。
[スビ]
KSUBI
3万2800円(スビ/Safari Lounge)
ハードなダメージ加工を施してワイルドに!
コントラストのある色落ち具合いで、武骨な印象を引き立てるデニム生地を採用。ダメージが効いて男らしい印象ながら、ほどよくフィットした細身シルエットで仕立てているので野暮ったくなりすぎないのがいいところ。
[アトリエ & リペアーズ]
ATRIER & REPAIRS
4万9000円(アトリエ & リペアーズ/Safari Lounge)
個性出しは世界にひとつだけのデザインで!
古着や余剰在庫をリペアして作った世界に1つだけのデザイン。スッキリと穿けるうえに、リラックスできるよう幅を持たせたシルエットに設計。経年変化した後の雰囲気が楽しめるヴィンテージライクな表情が魅力。
[ジャパンブルージーンズ]
JAPAN BLUE JEANS
4万9000円(ジャパンブルージーンズ/ジャパンブルージーンズ渋谷店)
爽やかさと男らしさを持ち併せている淡い青!
ダメージ&リペア加工を施した本格的なユーズド感で存在をアピール。細身のテイパードでスマートに穿けつつ、ストレッチがきいているから窮屈感なくしゃがめ、膝も曲げやすい。
photo by AFLO