アメカジが流行っているとはいえ、当時流行っていたままの組み合わせではやはり古臭い。カラダに染みついているアメカジ魂も、ちょっとした工夫でアラフォーがかっこよく着られる印象にアップデイトできるから、是非参考に!
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に仕上げてバランスをとる!
カジュアルセットアップといっても、アウター型からシャツ型まで、上品なものからタフなデザインまで、様々なタイプが出ているので、正直なにを選んでよいのやら……って感じですよね。であれば、おすすめなのがワークテイスト。労働者が着ていたようなたくましさがありつつも、上下共布だから品もあり。流行りのアメカジっぽさも漂うし、印象としてはバランスがいいってわけ。というわけで選んだのが、カバーオールとペインターパンツがセットになったセットアップだ。でもこれでは、ちょっとアラフォーにはラフすぎやしませんか? な~んて心配になる人もいるかも。確かに、これにスウェットやパーカでは、カジュアルすぎるかも。であれば、インナーをちゃ~んと考えれば大丈夫。たとえば、暖かみと風合いのあるニットを入れるとかすると、かなり印象は違ってくる。ついでに、ニットの下をラウンドネックのTシャツではなく、モックネックにすると、首元が隠れてより上品に仕上がるってもの。もちろん、セットアップ自体も、この写真のようにグレーなんて都会的な色をチョイスしておくと、大人感は万全。足元もスニーカーではなく、レザーシューズでしっとり感を出すのもそれにひと役買う。どう? これえあれば、タフながらワークすぎないでしょ。セットアップは、インナーにも注意して着こなしてみて!
カバーオールジャケット1万2100円、ペインターパンツ1万780円(以上ユニバーサールオーバーオール/ドリームワークス)、ニット3万9600円(フォーサムワン/エドストローム オフィス)、モックネックTシャツ1万9800円(キャバン/キャバン 代官山店)、手に持ったパーカ1万1000円(ビームス/ビームス 原宿)、ネックウォレット1万4300円(ヨロズ/ヘムトPR)、サングラス3万6300円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、シューズ2万5300円(クラークス オリジナルズ/クラークスジャパン)
アメカジも大人らしく!
アメカジらしさを演出するのに、チェックシャツや穿き古したデニムでは、少々大人には似つかわしくない。そう思う人も多い。たしかに、大人が定番アイテムを組み合わせたようなザ・アメカジスタイルでは恥ずかしいかと。そこで、使ってほしいアイテムが、ラガーシャツ。もちろんこれも、アメカジには欠かせないアイテム。とはいえ、ちゃ~んと襟も付いているし、スウェットシャツなんかより大人っぽく品があるのがいいところ。これに温かな風合いのニットをアウターとして羽織れば、ラガーシャツのロゴもチラ見えになって、大人にちょうどいいアメカジの雰囲気が漂う。ここにもう一歩個性をプラスするなら、ラガーシャツにパーカをインするなんて、意外性があって面白い。今回はニットアウターにもフードが付いているから、フードが2重になって顔まわりのボリュームが倍増。パンツをフィット感のあるスリムタイプにすれば、ほら、バランスが完璧な逆三角形シルエットが完成する。ちなにみ、大人見せするには、色のチョイスも大事。ラガーシャツには様々な色があるけど、なかでもこんなボルドーなんかを選ぶとぐっと渋くなって小僧感はなし。アウターもベージュにすれば、春らしい柔らかさと落ち着き感の両方が手に入る。というわけで、ゴリゴリのアメカジにならない大人アメカジ、これならトライできるのでは?
ニットパーカ27万600円(ジ エルダー ステイツマン/サザビーリーグ)、ラガーシャツ3万5200円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、パーカ3万800円(スリードッツ/スリードッツ青山店)、手に持ったシャツ3万6300円(RHC/RHC ロンハーマン)、デニムパンツ2万5300円(アッパーハイツ/ゲストリスト)、サングラス5万1700円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、キャップ5390円(キャル オー ライン/ユナイト ナイン)、シューズ2万5300円(クラークス オリジナルズ/クラークスジャパン)
軽やかリネンに変えるだけ!
アメカジがいつの時代も男の心をとらえて離さないのは、その骨太で質実剛健な印象にある。ヘビーオンスのデニムやコットンって、たくましい魅力にあふれていて、どうしても心惹かれてしまうでしょ⁉ ただ、そういった素材ばかり着ていると、春夏にはちょっと季節感がそぐわない印象になってしまうことも。冬から春へと季節が変わる今、いったいどうすればいいのか? そんなお悩みをお持ちのあなた、答えは簡単。素材感をちょっと変えればいいだけ。といっても全身変えるわけじゃない。アウターはそのままだけど、インに着るものだけ変えてみる。実はそんな程度でOKなのだ。その好例がこちら。アウターは正統派のトラッカージャケットで、ワークな印象をたっぷりと。けれど、その下に着たチェックシャツとヘンリーTが実はこれリネン製。アイテムの合わせ自体はとってもアメカジ臭たっぷりだけど、たったこれだけで見た目にはどこか軽やかさが出るんです。これが厚地のネルやコットンだった場合、こうはいかないことは想像に難くない。さらにパンツをオフ白にしたり、メインの色を癒し系のグリーンにすることで、より春夏の爽やかさを後押し。これにて春夏版アメカジのいっちょあがり!
トラッカージャケット3万6300円、ソックス2200円(以上トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア 青山店)、チェックシャツ4万7300円、ヘンリーネックニット3万9600円(以上ロンハーマン)、パンツ1万5950円(オムニゴッド/オムニゴッド事業部)、サングラス5万3900円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、ブーツ1万7710円(クラークス オリジナルズ/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店)
優しげな春カジュアルに!
アメカジというと、イメージする配色は青×赤、じゃありませんか? アメリカ国旗にも使われているこの配色は、もはや鉄板。けれど、これ春夏においては印象が強すぎてやや暑苦しく感じたりする場合も。これをちょっと春夏っぽくアレンジしたコーディネートを今日はご紹介しよう。それが、“あけぼのカラー”を使ったスタイル。つまり、春の朝焼けみたいな淡~いオレンジとスカイブルーを組み合わせたもの。よくよく考えれば、アメカジの基本である“青×赤”を淡くマイルドな色味にしただけ。大きな変更はないのだけれど、それだけでぐっと春らしく優しげに、そして新鮮に見えるのだ。まずここでは“あけぼの配色”のチェックシャツをメインに採用。淡いオレンジとスカイブルー両方が入ったチェック柄だ。で、そこにレトロ感あふれるブーツカットの淡青デニムを合わせ、ボトムで爽やかさを後押し。チェックシャツのインには、“あけぼのカラー”を拾った淡いオレンジのインナーをチョイス。なんだか顔色もよく見えそうなこのインナーは、ハイネックのスウェットシャツという変わり種。なので、より新鮮な印象をプラスしてくれるし、チェックシャツ×デニムという鉄板コーデを大人っぽくも見せてくれる。というわけで、春夏は配色にちょっと工夫をして、季節感あふれるアメカジを楽しんでみてはいかが?
チェックシャツ1万8700円(ピルグリム サーフ+サプライ)、ハイネックスウェットシャツ1万1000円(ロサンゼルス アパレル/ロサンゼルス アパレル ジャパン)、手に持ったGジャン4万8400円(エージー/コロネット)、デニムパンツ3万800円(リーバイス ビンテージ クロージング/リーバイ・ストラウス ジャパン)、キャップ7700円(RHC/RHC ロンハーマン)、サングラス3万9600円(モスコット/モスコット トウキョウ)、シューズ2万5300円(クラークス オリジナルズ/クラークスジャパン)
●アイヴァン 東京ギャラリー
TEL:03-3409-1972
●エドストローム オフィス
TEL:03-6427-5901
●キャバン 代官山店
TEL:03-5489-5101
●クラークスジャパン
TEL:03-4510-2009
●ドリームワークス
TEL:03-6447-2470
●ビームス 原宿
TEL:03-3470-3947
●ヘムトPR
TEL:03-6721-0882
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●RHC ロンハーマン
TEL:0120-008-752
●クラークスジャパン
TEL:03-4510-2009
●ゲストリスト
TEL:03-6869-6670
●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937
●スリードッツ青山店
TEL:03-6805-1704
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
●コロネット
TEL:03-5216-6518
●ピルグリム サーフ+サプライ
TEL:03-5459-1690
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●リーバイ・ストラウス ジャパン
TEL:0120-099-501
●ロサンゼルス アパレル ジャパン
TEL:03-5726-8717
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です