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CULTURE カルチャー

2019.03.20

映画を巡る旅に出よう! Vol.1
『サイドウェイ』

素晴らしい映画を観ると、そのロケ地が気になったりする。2004年に製作された『サイドウェイ』は、サンタバーバラのワイナリー巡りを舞台にした中年男2人のロードムービー。ピークを過ぎた中年男にだって、ワインのようにまだまだ味わい深い人生があるもの……そんな人生讃歌がこの映画のテーマ。1週間にわたる彼らのワインツアーを見ていたら、思わずサンタバーバラに行って、最高級のカリフォルニアワインを飲みたくなるかも。

気ままな男2人のワイナリー巡り
『サイドウェイ』(2004年/アメリカ・ハンガリー映画)



美しいビーチとスペイン風の街並み
サンタバーバラ( カリフォルニア州/アメリカ)




●原題:Sideways
●監督・脚本:アレクサンダー・ペイン
●出演:ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・オー


Story
親友ジャックがようやく結婚すると知り、ワインに詳しいマイルスは、ワイナリー巡りとゴルフの旅を企画する。彼らが旅先で出会ったのはウェイトレスのマヤ、ワイナリーで働くステファニーという女性。ジャックは結婚前という事実を隠し、独身最後の日々を楽しもうと暴走気味。一方、マイルスは旅の途中で自分の書いた小説が発売されないという知らせに落ちこむ。


日本版リメイク(’09年製作)の舞台はナパ・バレー
主人公たちの職業や関係は微妙に変更されたが、男2人のロードムービーで、2人の女性が絡むという基本設定は同じ。全編カリフォルニアでロケを行ったのも、日本映画としては異例だった。キャストは小日向文世、生瀬勝久、鈴木京香、菊地凛子。


登場人物

マイルス(ポール・ジアマッティ)〈右〉
中学校の国語教師。離婚を引きずっているうえ、小説家になる夢を諦めきれずにいる。やや神経質な性格。やたらとジャックにワインのこだわりを披露する。特にピノ・ノワールにはうるさい。

ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)〈左〉
マイルスの学生時代からの親友。俳優として活躍しているが、最近はキャリアもイマイチ。マイルスの誘いを受け、独身最後の大騒ぎをもくろむ。「酔えればいい」とワインの銘柄に興味なし。





ロサンゼルスからクルマで2時間。そこにはワイン好きにとって“天国”のような場所がある。全米でも有数の多種のブドウの産地で、夕刻からの霧と冷気はシャルドネ種やピノ・ノワール種にとって最高の気候。それがサンタイネス・ワインカントリーだ。サンタバーバラ郡の北に位置するサンタイネスは、アカデミー賞で作品賞候補になった2004年の映画『サイドウェイ』の舞台として、世界的にも有名になった。同作のロケ地とワイナリー巡りの両方を楽しめるので、ロサンゼルスから週末のバケーションで訪れる人は現在も絶えない。

小説家への夢を諦めきれない中年男を中心に、彼の親友や旅で出会う女性たちの味わい深い人間ドラマが描かれる『サイドウェイ』。ワインの銘柄への薀蓄や、ワインに合わせた料理へのこだわりのほか、ゴルフの楽しみ、思わぬロマンスなど、この映画で描かれる“大人の贅沢な休日”に、サンタバーバラの魅力が見事に重なる。ロサンゼルスに比べると治安もよく、スペイン風の建築が目につく郡庁所在地のサンタバーバラは“全米一、美しい街”との評判で、歩いているだけでも心が安らぐ。ちょっと足を延ばせば、豊かな自然の中に点在するワイナリー、サーフィンも盛んな雄大なビーチ、デンマーク風の小都市などがあるので、リゾート地としての人気が高いのだ。

『サイドウェイ』の主人公マイルスは、愛するワインと美食を味わいつくし、日常を忘れた解放感も満喫するが、ちょっぴりホロ苦い中年クライシスにもぶち当たる。そんな彼を癒すのも、サンタバーバラとそこに住む人々で、人生のリスタートを考えるうえでも、ここは最適な土地かもしれない。とにかく映画を観れば、誰もが“行きたいリスト”に入れたくなるサンタバーバラ。ロサンゼルスの“ついで”でもいいので是非訪れてほしい。


Place01 サンフォード・ワイナリー(ワイナリー)

マイルスが最初に立ち寄り、ジャックにテイスティングを教えるワイナリー。サンタイネス・ワインカントリーの中でも海に近い西側に位置する。赤はピノ・ノワール、白はシャルドネの上質なブドウが実り、世界的にも高い評価を獲得。映画の影響でワインの売り上げは5割増しになったとか。バーカウンターでのテイスティングはアットホームな雰囲気。

●Sanford Winery
住所:5010 Santa Rosa Rd., Lompoc, CA 93436
www.sanfordwinery.com


Place02 ロスオリボス・カフェ(レストラン)

マイルスとジャックが、この地で出会ったマヤ、ステファニーと食事をしたレストラン。バーカウンターではワインのテイスティングもできる。ホームメイドのパスタやパン、デザートに、オーガニックの野菜をふんだんに使ったレシピが自慢。ランチ、レイトランチ、ディナーの3つの営業時間に分かれ、以前は“サイドウェイズ・メニュー”もあった。

●Los Olivos Wine Merchant Cafe
住所:2879 Grand Ave., Los Olivos, CA 93441
www.winemerchantcafe.com

 


Place03 リバー・コース・アット・ザ・アリソル(ゴルフ場)

マイルスとジャックがプレイしたソルバングにあるゴルフコース。カリフォルニアの山を見ながら、のんびりとプレイできるコースが大人気で、ここを目的に遠方からバケーションで訪れる人も多く、周辺にはホテルが点在する。コースの横にはブドウ畑があったりするのもサンタバーバラならでは。リバーグリル・レストランではバーベキューメニューも満喫できる。

●River Course at the Alisal
住所:150 Alisal Rd., Solvang, CA 93463


Place04 ファイヤーストーン・ヴィンヤード(ワイナリー)

マイルスら4人がここでのワインツアーに参加し、こっそり抜け出して樽の貯蔵室へ忍びこんだりする。サンタバーバラ周辺でも規模の大きさで知られる、1972年設立のワイナリー。テイスティングルームも広く、観光客にはマストなスポットだ。ナパ・バレーの大手のワイナリーにもブドウを販売するなど、ブドウのバランスのよさに定評がある。

●Firestone Vineyard
住所:5017 Zaca Station Rd., Los Olivos, CA 93441
www.firestonewine.com


映画に登場する主なワイン
● シャトー・シュヴァル・ブラン 1961
● ヒッチング・ポスト ハイライナー
● リシュブール 
● バイロン 1992 スパークリング
● サンフォード・ヴァン・グリ
● ビエン・ナシード
● オーパス・ワン 
● サッシカイア


そのほかに登場する名所

山道が開け、いきなりデンマークのような風景が広がるのがサンタバーバラ郡の都市ソルバング。マイルスらが宿泊した風車のモーテルもこの近くだ。マヤが働いているレストランはヒッチングポストII。ここでマイルスらがピノ・ノワールのハイライナーを飲んだ。ラストには美しいガヴィオータ・ビーチも登場。

Information

雑誌Safari』4月号 P220・221掲載

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文=斉藤博昭 text : Hiroaki Saito photo by AFLO
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