『アウトカム』人気スターが炎上案件を阻止するために謝罪巡り!
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ハリウッドは業界の内幕を描いたドラマが大得意! 自分たちならではの事情を、有能な脚本家が作品に仕立てるわけだから、面白くならないわけがない。映画を観る側も“覗き見”感覚で楽しめる。この『アウトカム』は、いま何かと話題になる炎上案件とハリウッドの関係を、人気スターの共演で贈るユニークな作品だ。
主人公は、子役時代に人気となった俳優のリーフ。中年になった現在もスターの地位を保っている彼に、差出人不明のビデオテープが届く。そのビデオが世の中に暴露されれば、キャリアを失うかもしれないと危機感を抱いたリーフは、送り主を探そうと決意。とりあえず自分が過去に迷惑をかけたり、傷つけたりした人の元へ向かう、というドラマが展開していく。リーフを演じるのが、キアヌ・リーヴス。名実ともにハリウッドのトップスターという点が役と共通するが、スキャンダルとは無縁のイメージのキアヌが、私生活で大トラブルを抱えるという“ギャップ”が、なかなか味わい深い。窮地に陥ったリーフを支える親友のカイル役がキャメロン・ディアスなのも注目。キアヌとは『フィーリング・ミネソタ』以来、約30年ぶりの共演というのがファンにはうれしい。マット・ボマーが演じる、もう一人の親友ザンダーを含めた3人のやりとりに、ハリウッドの裏事情が見え隠れする。
そしてこの映画、何と言っても見どころなのは、スターの“大炎上”を阻止しようとするハリウッドのシステムだろう。弁護士のアイラを中心とした危機管理専門チームが、リーフの問題をどう解決しようとするか、その作戦&アドバイスがリアルかつ面白い。弁護士事務所には、実際にセクハラ問題でハリウッドを干された“あるスター”の写真が飾られていたりと、ブラックな笑いを誘う描写も。さらにリアルという点では、かつてリーフがモメた相手の映画監督をマーティン・スコセッシが演じているのも必見。大巨匠の演技の実力も堪能できるのだ。本作の監督を務めたのは、弁護士アイラ役で登場する俳優のジョナ・ヒル。ハリウッドの酸いも甘いも経験した彼が、業界目線でスターの知られざる一面をどう炙り出しているか。そこも『アウトカム』の楽しみ方のひとつだ。
『アウトカム』4月10日配信
製作・監督・脚本/ジョナ・ヒル 出演/キアヌ・リーヴス、ジョナ・ヒル、キャメロン・ディアス、マット・ボマー 配信/Apple TV
2026年/アメリカ/視聴時間83分
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画像提供 Apple TV







































































