あっという間に予約受付終了!
〈A.ランゲ&ゾーネ〉の新作クロノはなにがすごい!?
ジキルとハイドじゃないけど、夜になると豹変する男って怖いですよね~。ま、映画やミュージカルの“ジキル&ハイド”は、善悪の“悪の部分”が暴走しちゃうから怖いわけで……。でも、まわりが暗くなると楽しく豹変するものがあるなら、なんだかワクワクしない? で、どうしてこんな話をしたかというと、夜の暗闇で美しく光り輝く時計があるから。それが、ドイツの名門ブランド〈A.ランゲ&ゾーネ〉の新作、ダトグラフ・アップ/ダウン“ルーメン”。しかもコレ、早々に予約受付終了したというとんでもないシロモノなのだ!
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デジタル時計やスマートウォッチなら、ボタンを押すと光るなんて当たり前。珍しくもなんともない。でも、この時計は泣く子も黙る〈A.ランゲ&ゾーネ〉の高級機械式時計。もちろん、電気の力なんか借りずに光る仕掛けがある。まずは下の画像を見てほしい。
どうです? グリーン系の光がとっても美しいでしょ? その秘密はすべての表示に塗布した蓄光顔料。この顔料が明るいうちに紫外線を蓄え、まわりが暗くなると光を放つというわけ。暗い海でも視認性の高いダイバーズウォッチなどもスーパールミノバなどを使用して光を放つけど、たいがい光るのは針とインデクスだけ。でもこちらはご覧のとおり。針はもちろんダイヤル外周やサブダイヤルまで神秘的な光を放つから、明るさはひとしお。これなら夜でもすべての表示がはっきり読み取れて便利。う~ん、これは楽しいうえに頼りがいもありそうじゃない?
さらに注目なのが、12時位置の日付表示=アウトサイズデイト。深夜0時に切り替わる瞬間はとってもドラマチックだ。1の位は、窓の背景に蓄光顔料が塗られていて、その上を数字がプリントされたサファイヤクリスタイル製の円形ディスクが回る仕組み。でも十の位は違う。0、1、2、3の数字が書かれた十字のディスク自体に蓄光顔料を塗布。窓に表れていない部分も、特殊コーディングが施された半透明のダイヤルを通った紫外線を蓄えているから、瞬時に表示が切り替わっても光を放ってくれる。その様は、深夜0時に明かりをつけていれば、半透明ダイヤルを通してつぶさに鑑賞できる。そのへんもさすがは“ルーメン”シリーズの4作め。演出にも抜かりがない。
世界限定200本。ケース径41mm、手巻き、プラチナケース、アリゲーターストラップ。予約受付終了(A.ランゲ&ゾーネ)
ルーメンの名のとおり、この時計は光ることが特徴なのだが、もちろん中身だってスゴイ。クロノグラフには連続計時が可能なフライバック機能を搭載するほか、特許技術のプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターにより正確な計時が可能。視認性だけでなく、機能性も優れている。ちなみに、ダトグラフとはなんぞや?という人も多いはず。言葉の意味はダト=デイト、グラフ=クロノグラフ。ただ、この言葉には〈A.ランゲ&ゾーネ〉独自の美意識も込められている。というのは、12時位置のアウトサイズデイトと4時と8時位置に置かれたサブダイヤルが正三角形を描き、なんともバランスのよい見た目になっているでしょ? つまり、計算されたダイヤル美が楽しめるのも、この時計の魅力なのだ。
とはいえこの時計、これまでの“ルーメン”シリーズ3作同様、人気の高さは特筆もの。もはや予約受付終了というのだから、欲しいと思っても入手がかなり難しい。う~ん、世界限定200本ってちょっと少なすぎ!?
●A.ランゲ&ゾーネ
TEL:03-4461-8080