現存する世界最古の時計ブランド〈ブランパン〉が、阪急うめだ本店9階にある阪急うめだギャラリーにて『ブランパン フィフティ ファゾムス 70周年記念エキシビション‐ザ・スピリット・トゥー ・プリザーブ』を10月4日(水)〜10月9日(月)の間で開催している。その会場に早速、足を運んでみた。
今回のエキシビションでは、先日発表された70周年記念の第3弾モデル、フィフティファゾムス 70周年記念 Act 3をはじめ、フィフティ ファゾムスのコレクションを多数展示。そのためフィフティ ファゾムスのファンはもちろん、はじめて〈ブランパン〉の時計に触れる人にとっても興味深い展示となっている。
9Kブロンズゴールド製のケースを採用している新作フィフティファゾムス 70周年記念 Act 3も間近で眺めることができる。限定モデルのこちらは、水中撮影用防水カメラケースから着想を得たボックスに収められている。そのリアルさに脱帽!
フィフティ ファゾムスは1953年に世界初のモダンダイバーズウォッチとして発表されたコレクション。それだけに、タフなイメージを抱くかもしれないが、実際に目の前で眺めてみると印象がガラリと変わるはず。というのも、研磨や装飾技術がとにかく素晴らしいから。ケースのポリッシュ仕上げやサテン仕上げ、文字盤のサンレイ仕上げといった美しさに、時を忘れるほど魅了されるに違いない。
また会場のなかには、1953年に誕生した初代モデルをはじめ、貴重なアーカイブモデルも展示。フィフティ ファゾムスがどのようなストーリーを背景にして進化していったのかがわかりやすく解説されている。たとえば新作“Act3”には文字盤に防水性表示が備わっているが、実はこれ1957年モデルのオマージュ。そんなコレクションの系譜もわかるようになっているので、是非じっくりと鑑賞してほしい。
時計以外にも、ブランドに保管されていた貴重な写真をパネルにして展示。〈ブランパン〉が長らく情熱を注いできた、水中世界を切り開くという役割を表現している。海洋の素晴らしさだけでなく、そこに生息する海洋生物たちの神秘も目の当たりにすることができる。さらに会場奥にあるスペースでは、海洋保護活動の動画も上映。無数のサメが集まる迫力あるシーンや水中撮影の苦労が伝わる映像を収めた内容で、こちらはシートに座ってゆっくりと視聴できるようになっている。
会場は、JR大阪駅の目に前にある阪急うめだ本店9階の阪急うめだギャラリー。会場内は広々としているため、ゆったりとした雰囲気のなかで鑑賞が可能。また、会場内には無料で入ることができるので、ショッピングで訪れた際には気軽に足を運んでみてはいかが?
●【ブランパン フィフティ ファゾムス 70周年記念エキシビション‐ザ・スピリット・トゥー ・プリザーブ】開催概要
場所:阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
住所:大阪府大阪市北区角田町8番7号
会期:2023年10月4日(水)~9日(月・祝)午前10時~午後8時 ※最終日は午後6時終了
●ブランパン ブティック 阪急うめだ本店
TEL:06-6361-1381(大代表)