暑い日が続くと、Tシャツにショーツといった着こなしが多くなってくる。とはいえ、そればかりになると少々マンネリ気味……。では、どうするか? 手元に鮮度のある1本を置くのもひとつの方法。そうすることで着こなしの印象がガラリと変化。グッと新鮮な雰囲気をまとえるというわけ。〈ブライトリング〉の新作スーパーオーシャン オートマチック 44は、まさにそんな1本。ご覧のように文字盤が夏らしい爽やかなターコイズブルーでカラーリング。これなら着こなしのアクセントになるし、涼しげな見た目も演出できるはず!
〈ブライトリング〉といえばナビタイマーやクロノマットというイメージが強いけど、1950年代後半からはダイバーズウォッチの名作スーパーオーシャンも展開されていた。当時は、海洋探検家ジャック·クストーの冒険に影響を受けて、スキューバダイビングが大流行。そのダイビングは、海の中で残りの酸素量を測るために、分単位での時間計測が必須。そのため初期に開発されたスーパーオーシャンでは、余分な機能である秒針を排除。逆に重要である分目盛りには、コントラストの際立つダイヤルリングを採用。控え目なインデックスの代わりに太い夜光塗料付きのバトンを配することで、視認性を高めた。そして秒針に代わって登場したのが、画期的な分単位のクロノグラフ。1時間かけてダイヤルを一周することから“スローモーション”と呼ばれたという。
今回、発表された新作のスーパーオーシャンは、前述した“スローモーション”のシンプルなツールウォッチ(計器)という理念に立ち返っている。もちろん現代のニーズに合わせ、秒針は配置されているが、よく見るとオリジナルデザインからヒントを得ているのがわかる。なんといっても特筆すべきは、スローモーション独特の四角形の分針が復活したこと。もちろんコントラストの際立つ分目盛りも復活。
スローモーションといえば、分単位のクロノグラフ機能が作動しているか? などを異なる色で表示した、6時位置の丸い窓“ドット”を思い出すファンもいるかもしれない。実は新作スーパーオーシャンでは、秒針の先端に近い円を配していて、それが“ドット”へのオマージュとなっている。
ケース径44mm、自動巻き、SSケース、ラバーストラップ、300m防水。58万3000円(ブライトリング/ブライトリング・ジャパン)
クラシックなデザインながら、技術においては驚異的な進化を遂げている。300m(1000フィート)防水はもちろんのこと、幅広の針とインデックスは発光性のスーパールミノバでコーティング。水中でも優れた視認性を確保してくれる。傷がつきにくいセラミックをはめ込んだベゼルは、摩耗したり、色あせる心配がいらない。そして安全のため、ベゼルは逆回転防止付きであるのも見逃せない。また、この同モデルは海に入ることを前提にしてあるので衝撃はもちろん、砂、塩水に対する耐性も付与。自動巻きのブライトリング キャリバー 17が約38時間のパワーリザーブを備えているのも嬉しい。
色鮮やかなターコイズのカラーダイヤルは、この時季らしい爽快な印象。それでいて、黒のベゼルとラバーストラップが全体を引き締めているので、精悍さも備えている。これなら黒のTシャツに黒ショーツという夏の黒×黒コーデのアクセントにぴったり。着こなしに鮮度が足りないと思ったら、こちらの1本を手元に投入してみるのはいかが?
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