【コスタリカ/パパガヨ半島】カシイヤ・パパガヨ
エコツーリズム先進国・コスタリカで注目を集めるリゾート、〈カシイヤ・パパガヨ〉。太平洋に面した123エーカーの半島を占有。2つのビーチに熱帯雨林など、大自然の只中にわずか7張のラグジュアリーなテントが点在している。
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- 海リゾートが呼んでいる! vol.26
すべて天然建材を使い、手作業で建てられたテントは周囲に溶けこみ、環境への負荷のないゼロ・インパクトが目標。さらに電力はすべてソーラー発電、水道は敷地内の井戸水、クルマは電気自動車を採用。それでいてエコ一辺倒ではなく、リッチ感も確保。すべて広さ110㎡以上のスイートで、キングサイズのベッドやイン&アウトドアのシャワー、ラウンジチェアを置くテラスを配置。ビーチフロントとクリフトップの立地に分かれ、3タイプを用意している。このエコ&贅沢な仕様、2020年に建築関連の4つの賞を獲得したのも納得だ。
コスタリカを堪能させる秘策は、パーソナルサービスにも。空港に到着した瞬間から、専任の自動車ドライバーや、ガイドが滞在中の行動をサポート。また、無料のウェルネス&アドベンチャーメニューも多彩なラインナップ。日替わりのガイドトレッキングやサップ、ジャングルの上を滑走するジップラインなど、敷地内だけでも遊びきれないほど。ほかに有料の乗馬やサーフィンガイド、ディープシーフィッシングも手配可能。さらにスパキャビンでは、ヨガやカポエイラをアレンジしたエクササイズの楽しみも。
大自然をより深く幅広く体験したいなら、6日間のパッケージを。テノリオ川やアレナル火山、タバコン温泉などのプライベートガイドトリップが3回ついた、おトクなプランだ。スワヒリ語で“自分のペースで発見する”を意味する“カシイヤ”そのままに、プライベートな探検ツアーなど、コスタリカの自然に没入できる滞在ができそうだ。
スパは、オリジナルのエッセンシャルオイルを使用。シンギングボウルを使い、カラダと心の調和を図るメニューも
横になってくつろげる“サンセットラウンジ”は夕暮れに限らず、訪れたいパブリックエリア
ビーチフロントに立ち、緑に包まれる“レイジータートル”と名づけられたテント
半島にテントはわずか7張。コスタリカの自然を貸し切りに
オーガニックかつ地元の食材を使った郷土&インターナショナル料理を提供。食事は宿泊料に含まれる(お酒は別料金)
How to Reach?マイアミやヒューストンなど米国諸都市や、カナダのトロントから、ダニエル・オドゥベール国際空港(リベリア国際空港)へ。マイアミから約3時間、トロントからは約8時間。国際空港からは車で約40分。
こんな体験ができる!乾いた熱帯雨林やビーチサイドなど、リゾート内の周囲は多様な大自然。朝の空気の中、デッキに出て耳を澄ませば、カンムリサンジャクなどの鳥のさえずりが聞こえてくる。日替わりのハイキングでは、木の上で休憩するホエザルなど、野生動物との遭遇も。また12月は、日本ではほぼ見られないクロウミガメやオサガメの産卵シーズン。赤ちゃんガメの誕生に立ち合えるかも⁉ 動物たちの楽園コスタリカをたっぷり体感しよう。
●Kasiiya Papagayo[カシイヤ・パパガヨ]
住所:7 km west of Diamante Eco Adventure Park, Guanacaste, Costa Rica
TEL:+1-800-467-0472
URL:https://www.kasiiya.com/
※新型コロナウイルスによる渡航制限に関しては、外務省ホームページにて最新の情報を確認してください。
雑誌『Safari』5月号 P216~217掲載
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text : Chieko Koseki